日本では奈良時代から栽培されてきた長ネギですが、その歴史の中で様々な切り方が考えられてきました。
少し辛味と臭いがある長ネギですが、切り方によってその辛味を生かしたり、歯応えのある食感をより楽しめるようになったり、色々な味わい方があるようです。
また切り方ひとつで辛味が変わってくる場合もあるようです。
切り方について調べてみましたのでご覧ください。
東洋の長ネギと西洋の玉ねぎ
玉ねぎは西アジアで生まれ、長ネギは東アジアで生まれたとされています。
玉ねぎはそのまま西のヨーロッパ、アメリカ大陸へと広まっていき、長ネギはアジアへ広がっていき、日本には奈良時代には栽培されていた記録が残っているようです。
アジアに広まった長ネギは食材というより、その効能から薬膳としての役割が大きかったようです。
日本にも薬の一つとして伝わったという話もあるようです。
長ネギの基本の切り方とは？
長ネギは薬味や焼き物、煮物、肉の臭み消しなど、様々なレシピに登場する万能野菜と言えるでしょう。
それぞれの役割ごとに適した切り方があるようです。
輪切り
繊維を輪切りでカットすることでピリッとした辛味と、独特の香りが強く出てくるとされています。
輪切りは薬味として用いるときに使う切り方のひとつで、この辛味成分は抗菌効果や整腸作用が期待できるため、刺身やそばなどの冷たい食材との相性が良いと言われています。
みじん切り
長ネギは肉や魚と一緒に食べることで、その栄養の吸収を助けたり、補ったりする効果が期待できるようです。
みじん切りにして魚と一緒に混ぜてつみれにしたり、炒めた肉の上にみじん切りにした長ネギを添えることでビタミンなどの吸収を助け、疲労回復効果を補助するとされています。
細切り
細く切ることでそのシャキシャキとした歯応えを強く残すことができるとされています。
細切りにした長ネギを肉で巻いたり、刺身のツマとして利用されることが多いようです。
まとめ
長ネギと日本人はとても長い付き合いがあるようです。
その中で様々な料理に適した切り方が見出されており、今でも和食のレシピには欠かせない食材となっています。
スーパーで長ネギを見かけた際には、ぜひ手に取って今夜の夕飯にしてみてください。
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