こりこり歯ごたえの良い食感と、さっぱりとした味で食べやすい野菜、レンコン。
煮物などに入れると、食感のアクセントにもなるので、非常に重宝します。
実に穴が空いており、先を見通すことができるということから、縁起が良い食べ物としてもよく知られていることでしょう。
さて、そんなレンコンの生産量は、日本の中では実は茨城県がトップであると言うことをご存じでしょうか。
その生産量は、なんと全国の生産量のうちの約四割を占めます。
東京都の市場に流通するもののうち、なんと九割が茨城県産であるということも踏まえると、その生産の盛んさがうかがえるのではないでしょうか。
今回は、そんなレンコンの歴史を茨城県の中における歴史なども踏まえながら、説明していきたいと思います。
レンコンはいつごろから食べられ始めたの?
レンコンは、古い歴史を持つ植物で、白亜紀にはすでに存在していたと考えられています。
実際、福井県でもレンコンの化石は発見されているので、少なくとも北半球の各地では広く分布していたようです。
ただし、その頃から食用として見られていたわけではなく、その花を見るために育てられていた、という側面が大きいようです。
古事記の中でも、それがうかがえるような表現は見受けられるようです。
食用として広く知られるようになったのは、宮崎安貞の農業全書に栽培方法が記述され始めたあたりからであると考えられています。
それ以前からもちろん局地的に栽培はされていたようです。
農業全書出版以降は、農業としてのレンコンの栽培面積は拡大の一途をたどります。
そして、日本各地で育てられるようになりました。
茨城でのレンコンの歴史
茨城でのレンコンの歴史の始まりは、なんと常陸風土記にまでさかのぼることができます。
その頃からすでに、栽培は始められていたようです。
室町時代まで進むと、県内の土浦市では、広く栽培が始められるようになりました。
販売用として栽培されるようになったのは、昭和20年代から。
昭和45年の米の転作事業によって、レンコンの栽培が行われるようになると、茨城での生産量はどんどん拡大していくこととなりました。
まとめ
レンコンの歴史は相当長いようです。
茨城県の中でみると、その歴史の変遷には深いものがあることがうかがえます。
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