ピーマンと言えばキレイな緑色で、食卓に彩りを加えてくれる野菜ですね。
独特の苦みのせいか、子供の嫌いな野菜ランキングでは必ず入っていると言ってもいい野菜ですが、逆にこの苦みがクセになる!と好んで食べる方もいるかもしれません。
そんなピーマンですが、「生で食べたら毒」とか「種に毒がある」なんて噂を耳にしたことがありませんか?
都市伝説や迷信のようにも感じますが、本当だったらどうしよう…なんてちょっと気になっちゃいますね。
今回はそんな噂が本当かどうか調査してきました!
子供が嫌う理由は毒のせい?!
品種改良などによって最近では苦みの少ないピーマンも出てきましたが、まだまだあの独特の青臭さや味が苦手な子供も多いですね。
実はピーマンを嫌うのは人間の子供だけでなく、鳥類を除いたほとんどの動物も食べたがらないそうで、好んで食べるのは人間だけなのだそうです。
もともと「苦み」といった味覚は動物にとって毒かどうか判断するひとつの指標であるため、感覚の鋭敏な子供も本能で毒物を避けようとして嫌うのかもしれませんね。
このピーマンの苦みは「アルカロイド」という成分によるもので、他にもナス科の植物には多く含まれています。
このアルカロイドは”天然の毒”とも言われていて、薬や娯楽用の麻薬などに使われてきました。
「じゃあピーマンは食べたら良くないの!?」と思うかもしれませんが、ピーマンのアルカロイドは油に溶ける性質があるので、炒めものなんかに使うと安心できますし、苦みも減るので食べやすいですよ。
では生のピーマンはどうなのか。
実はアルカロイドは含まれていても、その含有量は人体に影響を及ぼさない程度なのだそうです。
なので、生食ピーマンに毒が含まれているのは本当ですが、心配する必要はない、ということですね!
種は栄養の宝庫!
「ピーマンの種には毒がある!」迷信めいていておばあちゃんとかが言いそうですね。
結論から言ってしまいますと、これはガセです!
日本人は種は取り除くもの、と古来より教え込まれてきましたから、こんな噂が生まれたのかもしれませんね。
毒があるどころかピーマンの種は栄養の宝庫で、ピラジンやカプサイシン、カリウムなんかが多く含まれているため、むしろ積極的に摂取してもらいたいです。
あまり聞きなれないかもしれませんが、ピラジンには血行促進作用があり、血をサラサラにしてくれます。
これにより、冷え症が解消したり、心筋梗塞や脳梗塞も予防してくれます。
トウガラシパワーで有名なカプサイシンは脂肪燃焼効果があるのでダイエットに良いですし、カリウムはむくみの解消に良いそうです。
食感や苦みが気になりそうですが、ピーマンの肉詰めのタネに混ぜ込んでしまえば気にせず食べてしまえるし、フライパンで軽く炒ることでとても香ばしい香りがするので、スパイスとしても使えるらしいですよ。
まとめ
今回は気になるピーマンの毒について調査してきました。
記事を見てわかるように人体には無害ですし、むしろそれを上回る栄養がたくさん含まれているので、安心してピーマンを食べてもらいたいです。
種は捨ててしまいがちですが食べられることにビックリですね。
こちらも体に良いことばかりなので、ぜひピーマンの種も料理に使ってみてくださいね!
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