玉ねぎを食べるようになったのはペルシャ地域からで紀元前5千年頃からと言われており、とても古いです。
日本には江戸時代に入ったものの鑑賞用にとどまったのみで、食用に栽培されるようになったのは、明治時代になってからです。
そして、なんと今では日本は世界2位の玉ねぎ生産国となっているそうです。
独特の辛みや甘みがある玉ねぎは、日本の鰹(かつお)や昆布のだしのように、うまみ成分が多いので「西洋の昆布だし」と言われています。
そんな玉ねぎの健康的な食べ方についてです。
疲労回復には生食!?
玉ねぎは切ったり刻んだりすると、玉ねぎ特有の、目などに刺激の与える香りを発します。
これは玉ねぎに含まれるイソアリインというものが、切られたりすることによって変化してできるものです。
玉ねぎが自身の身を虫などから守るための仕組みのようです。
この時に発生する刺激物質のアリシンは、ビタミンB1と結合するとビタミンB2の吸収を良くするアリチアミンという物質になります。
アリチアミンはビタミンB1を体内に長く留めてビタミンB1の吸収を促進する働きが期待されます。
ビタミンB1は、糖質をエネルギーに変える栄養素ですから疲労を回復させ、不足すると疲労や食欲不振や不眠などの症状を起こしやすいです。
疲労回復に効果的と言われてる食べ方は、生の玉ねぎと一緒に、ビタミンB1を多く含む食べ物、豚肉や鰹(かつお)、大豆などと一緒に食べることです。
しかし、生の玉ねぎは辛みがあり、水にさらすと辛みが和らぐのですが、水溶性の刺激物質は水に流れ出てしまいます。
ですから水にはさらさずに、酢などを使って和らげると良いです。
生の玉ねぎと魚介と酢を使うマリネなどは、理想的な料理でしょう。
血液サラサラには切った後に放置してから食す?
玉ねぎは自身の持つ酵素の働きで、熱に強い成分に変化します。
玉ねぎを包丁などで切った後、一時間ほど放置するとトリスルフィドという熱に強い成分が生成されます。
このトリスルフィドには、血管に溜まった脂肪などを浄化して悪玉コレストロールの量を正常にしてくれる働きがあるので、血液がサラサラになると言われるわけです。
また血液中の糖の代謝を活発にして血糖値を下げる働きもあります。
そしてトリスルフィドは、炒めたりなどして加熱されると10倍以上に増加します。
ですから、これらの効果を望みたい場合は、玉ねぎを切って通気のあるザルなどに、しばらく放置してから加熱調理をするのがおすすめです。
まとめ
玉ねぎの栄養と効果は、これらの他にもあり、一日に食べると良いとされる量は2分の1個、100gほどです。
これなら無理なく食べられる量ですね。
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