わさびは日本が原産のアブラナ科ワサビ属の植物で、日本での歴史は、とても古く飛鳥時代の史料にも登場すると言われています。
わさびは栽培環境が厳しいことから、どこでも簡単に栽培できるものではないことも関係してか、わさび経営は昭和30年代から平成2年頃まで黄金時代だったそうです。
市場価格は高く、高級業務用として取引されることが多かったのですが、バブルが崩壊した後は価格は下がりました。
昔は一般家庭では、わさびと言えば、粉わさびを練って使っていたと思いますが現在では、チューブタイプの練りわさびが普及し、生のわさびも昔よりは手に入りやすくなりました。
そんな生わさびの、料理に合わせたすり方についてです。
わさびを魚料理に使う時のすり方
わさびを魚料理に使う時のすりおろし方。
丸く円を描くようにおろします。
わさびの繊維を最大限に潰すように、おろし金に対して直角に持って、ひらがなの「の」の字を書くようにおろします。
すると、細かくすりおろすことができて、わさびの辛味と香りが出てきます。
すりおろしたわさびを包丁の背で叩くと粘り気が出て、さらに辛味も増すそうです。
揮発性のあるわさびの辛味と風味は、魚の生臭みを消しつつ旨みを引き立てるため、魚と相性がいいのだそうです。
わさびを肉料理に使う時のすり方
円ではなく、前後にまっすぐ、すりおろします。
こうすると円を描くようにおろした時よりきめが粗くなり、辛味がマイルドになります。
わさびは、きめ細かくすりおろすほど辛味が増すと言われています。
肉料理に使う場合、特に油の多いものには、わさびをたっぷり使えるように辛味が抑えられるすり方をします。
わさびは肉の油を中和してくれるので、胃もたれを予防する効果が期待できます。
まとめ
わさびの性質を知っていると、好みの辛味で料理に合わせることもできますね。
わさびをおろす、おろし板は、サメ皮がいいと言われますが、細かくすりおろせるものなら板は何製でもいいようです。
しかし、わさびは金気を嫌うので、すりおろしたらすぐに金板から別の陶器などに移すようにします。
また、すりおろしてから30分から1時間経つと辛味が落ちますが、包丁の背で叩いてあげると辛味が戻ることもあるようです。
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