様々なお料理に合わせやすく美味しいいんげん、ご自宅でも栽培しやすく育てている方も最近では多いでしょう。
煮物や炒めものにも使えたり、サラダや茹ででホットサラダなんかにして食べるのも美味しいですよね。
たくさん手に入ったときには茹でて冷凍保存も可能です。
いんげんを茹でる時には塩茹でにしますが、どういった理由なのでしょうか?
いんげんの成分
いんげんは緑黄色野菜の仲間で、鮮やかな緑色の成分を持っています。
いんげんにはカロテン、ビタミンCを豊富に含む他、カリウム、ビタミンB群、アスパラギン酸、リジンが含まれるため疲労回復や美肌作りの効果も期待できます。
こういった成分を持ついんげんを塩茹でする理由とは一体何でしょうか?
いんげんに含まれるクロロフィル
いんげんにはクロロフィルという葉緑素が含まれます。
いんげんを茹でる時にいくつかの細胞が破壊され、緑色のもととなるクロロフィルのマグネシウムイオンと化合し別のものへ変化するため、いんげんの色が悪くなります。
茹でる時に塩を加えることで、クロロフィルの分子を安定させるという理由から塩茹ではとても有効な色を鮮やかにさせる方法なのです。
栄養豊富ないんげん
先ほど述べたように、いんげんにはたくさんの豊富な栄養素が含まれています。
現代人が不足しがちなミネラルやβカロテンなども含み、茹でる時に塩をいれることによって栄養成分が水に流出するのを防ぐ働きも塩茹でをする理由のひとつです。
いんげんの塩茹で方法
それでは、実際にいんげんを塩茹でするときにはどのようなことに気を付けて、どのような方法が良いのでしょうか?
塩茹での方法をお伝えします。
沸騰したお湯に塩を入れる
- 1リットル程のお水に大さじ1杯程の塩を入れます。(塩分は大体1~2%が目安です。)
- そこにいんげんをいれて2分程(いんげんお大きさにより茹で時間を調節)塩茹でをし、最後に氷水で急冷します。
- 氷水には入れっぱなしにせずに、荒熱がとれたらあげてください。
予めいんげんに塩で板ずりする
茹でる前にいんげんに塩を振り板ずりをしてから、沸騰したお湯にいれて塩茹でします。
板ずりすることで、表面のうぶ毛がとれて、更に色鮮やかに仕上がるという理由からこちらの方法をやる方も多いかと思います。
あとは同様に茹でて、冷水に浸してください。
今日のメイン!地元産いんげんの塩ゆで #伊豆 pic.twitter.com/AEtcdhzVb0
— こうちシェフのつぶやき (@leboisdeleman) 2013年6月20日
まとめ
いんげんはマメ科の野菜で、とても栄養が豊富です。
緑黄色野菜特有の鮮やかな色と、豊富な栄養成分を十分に生かして食べられるように、塩茹ではきちんとした方が良いですね。
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