家庭にはにんじん玉ねぎジャガイモの類はいつも1個や2個は野菜入れに転がっているでしょう。
あると思って調理を始めて、あ、大変!とスーパーに買いに走ったのは私だけではないと思います。
そんな身近な野菜類の農薬、残留農薬をいかにして落とすかということを考えてみたいと思います。
農薬について
農薬は1種類を苗から出荷の前まで使っているわけではありません。
害虫や病気に対応して何種類かの薬品を使い分けています。
その中で大きく分けて水に溶ける農薬と油に溶ける農薬があります。
水に溶ける農薬と、油に溶ける農薬とでは残留ヶ所にも違いがあります。
主に水に溶ける農薬は病気を防ぐために散布するもので、野菜の表面に残ります。
これは水で流せばほとんどなくなるものです。
油に溶ける農薬は、害虫駆除を目的としているもので、野菜の表面下の下層のクチクラ層という所に溶け込んでいます。
ですが、野菜全体に染み通るということはありません。
残留農薬の落とし方
ここで農薬をどうすればきれいに落とせるかについて考えてみたいと思います。
まず野菜を洗います。
洗い方ですが、ボウルに水を張って溜め洗いをするのはよくありません。
流水で洗い流す感じでスポンジを使って洗うのがいいでしょう。
溜め洗いをすると水に流れた汚れが再付着することもあります。
流水でしっかり洗いましょう。
油に溶ける農薬では表面下の下層に溶け込んでいることがあります。
つまり皮のところに農薬があるわけです。
皮は剥いた方が農薬の心配は少なくなります。
それでも皮つきで食べたい、という人は、洗う段階でしっかり洗いましょう。
調理に入る前に塩水や酢水に漬けたり、重曹水を作って漬けたりするとよいそうです。
酢水は『酢1に対して水2』『塩水は2%』『重曹水は小さじ2杯にボウル一杯の水』です。
どんな調理がいちばん効率がいい?
農薬が心配で野菜が食べられないなんて言うことはないでしょうが、できればなるべく農薬は少ない方がいいですね。
加熱すれば農薬は消えます。
農薬が心配な人は生は避けて加熱調理にしてください。
いちばん効果的な調理は『揚げる』です。
それから順に『炒める』『ゆでる』になります。
ゆでこぼし作業をすれば、生食に近い食感で調理できるでしょう。
この場合のゆでこぼしたゆで汁は捨ててください。
まとめ
農薬が心配という気持ちは誰もが持っていると思います。
しかし農薬を使わずに野菜を育てるということはまず不可能でしょう。
虫食いだらけの野菜でよければ、家庭菜園で簡単に無農薬野菜は作れます。
でも、買ってくるような立派な野菜は諦めてください。
不作の時は野菜なしの生活になります。
農薬と言っても基準を守って使っていれば、まず大丈夫です。
たまにニュースなどで残留農薬がこれだけ検出された、などとありますが、そんな野菜は出荷停止になりますし、農薬の中の成分がこれこれに悪いと分かった時点で使用禁止になります。
農薬農薬を騒ぐより、もっと他の大切なものに目を向けるのも大事なのではないかと思います。
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