キャベツには、たくさんの栄養素が含まれている様です。
だからといって食べ過ぎると、どうやら「下痢をする」というのです。
ですが反対に、「便秘をする」という話も聞きます。
また、キャベツには「キャベジン」という成分が入っているから、「お腹に良い食材」ということも伝わっています。
キャベツは、どうやら両面を持っている様ですね。
目次
キャベツの胃腸に良い栄養素
ビタミンU
キャベツの栄養素で注目すべきは、「ビタミンU」といわれる栄養素の様です。
「キャベジン」と言い換えれば分かりやすいのではないでしょうか。
「ビタミンU=キャベジン」だといわれ、人の細胞を作るために欠かせない材料で、「粘膜を修正して復活させる力=胃腸に元々ある働き」をさらに助ける働きがあると言われています。
リゾホスファチジン酸(LPA)
キャベツの千切りや食事の時にキャベツを細かく噛むことで発生する酵素に「リゾホスファチジン酸(LPA)」というものがある様です。
これは、「胃の粘膜を修正して復活させる力を助ける働きをする細胞」を増やすことができると言われています。
キャベツで下痢が治る
キャベツには、胃腸にとても良い栄養素が含まれていることは分かりました。
その栄養素の働きは、「便秘」にも「下痢」にも効果が期待できるというものです。
キャベツは、「食物繊維が豊富」ということも知られていますね。
食物繊維には、「不溶性食物繊維」と「水溶性食物繊維」があり、キャベツに含まれるのは、「不溶性食物繊維」の方だということです。
キャベツの食物繊維で「下痢」になる仕組み
腸には「ぜん動運動」があり、不溶性食物繊維が腸の中の水分をバランス良く吸収して、腸の壁を刺激し、そのぜん動運動によって便が外に出されるという仕組みの様です。
ですが、キャベツの成分である90%以上もの水分と食物繊維の性質が合わさって、腸がよく動く様になりすぎて、ぜん動運動も激しくなり、腸が水分を吸収しきれずに便が運ばれ、結果、軟らかい便(下痢)になってしまうということが起こる様です。
キャベツの食物繊維で「便秘」になる仕組み
キャベツをたくさん食べ過ぎると、食物繊維を多く含んだ便がたくさん作られすぎて流れが悪くなり、腸が詰まった状態になるそうです。
腸の壁を刺激できないために、ぜん動運動を起こすことができず、その上に腸が便の水分を吸収し、結果、便秘になるという仕組みの様です。
「切ったキャベツを洗うこと」が便秘と下痢の境
キャベツで「便秘」になったり「下痢」をしたり、これではどちらが良いのか分かりません。
実は、大きなポイント(分岐点)として、「切ったキャベツを洗うこと」にあった様です。
切ったキャベツを洗ってしまうと、切り口から大切な「ビタミンU」が流れ出てしまう様です。
ビタミンUが大変少ない不溶性食物繊維だけになったキャベツを食べることで「便秘になってしまう」、あるいは、「下痢になってしまう」ということが起こる様です。
「キャベツで下痢改善」といわれるのは、「キャベツを洗うなら最小限にすること」、あるいは、キャベツをスムージーなどにして、「全てを取り込むこと」の方法が良い様です。
まとめ
キャベツが原因で、便秘にも下痢にもなることが分かりました。
その分かれ道は、「ビタミンU」という栄養素が関係している様でした。
ビタミンUが、水洗いすることによってキャベツの切り口から流れ出てしまうと、便秘か下痢のどちらかが起こる様です。
ビタミンUを取りこぼさずに胃腸まで運ぶには、①キャベツの切り口がなるべく少ない時に、手早く洗うこと、②キャベツの千切り後は水に放す時間を最小限にすることだと分かりました。
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