育成の遅い晩生品種の「もみじ」は、その誕生が昭和42年と古く、歴史も深い品種のひとつですが、繰り返し改良を加えて、病害虫に強く貯蔵性も抜群に優れており、しかも美味しい玉ねぎだと言われています。

品種改良を繰り返し行った結果、今は「もみじ3号」という名で販売されているようです。

この「もみじ3号」の特徴、適した種まきについて調べてみました。

玉ねぎ もみじ 特徴 種 時期

玉ねぎの歴史について

玉ねぎはユリ科の多年草で、アフガニスタンあたりの土地が原産地と言われています。

日本には江戸時代に持ち込まれ、明治ごろから広く食されるようになったようです。

日本で栽培が始まったころは、臭いがキツく苦味も強かった為、あまり好んで食べられるようではなかったようです。

そんな中、昭和中期ころに、品種改良をくりかえし、苦味がすくない品種が生まれ、さらに日本で肉食が広まっていった事から、玉ねぎの需要が高まっていったようです。

また、玉ねぎの外皮を乾燥させれば数か月の長期保存も可能であり、そうした理由も、玉ねぎが日本の食卓に広がっていった理由のひとつと言えるでしょう。

もみじ3号の特徴とは?

玉ねぎの晩生品種「もみじ3号」の特徴は、病害虫に強く、連作障害にも耐性があり、管理も簡単で、さらに苦味も少ない品種のひとつと言われています。

サイズも小さいもので180グラム、平均すると350グラム以上のようで、とても大きい品種と言えるでしょう。

管理が比較的簡単?

他の品種と比べて、病害虫にとても強く、追肥のタイミングに注意すれば、仕立てや摘芯なども不要と言われるほど栽培管理が簡単な品種と言われています。

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連作障害に強い?

同じ場所に毎年植えて栽培することを連作と呼びます。

養分が不足し、育成不良などが起きることを連作障害と呼びますが、このもみじ3号は同じ場所に植えても元気よく育ってくれると言われています。

長期保存が出来る?

もみじ3号は、貯蔵にも適しており、常温で10か月程度も保存することが可能な品種であると言われています。

栽培のコツは種まきの時期?

もみじ3号は晩生品種であり、秋時期の種まきが適しているようです。

大体10月初旬ごろが目安と言えるでしょう。

追肥は気温が急激に下がる1月~2月に行うと良いでしょう。

収穫は5月中旬から6月初旬ごろ、表面が乾燥してきたタイミングで行うのが良いと言われています。

この種まきの時期をしっかり守ることが、もみじ3号の育成状況を安定させる秘訣のひとつのようです。

まとめ

収穫した後、自然乾燥させると外皮がきれいな紅葉色に変色することから、もみじ、という品種名が付けられたと言われています。

玉ねぎは収穫後、少し自然乾燥させると旨みが増すと言われており、少し置いておくのがお勧めです。

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