キャベツをそのまま縮小したのではと思わせるピンポン玉みたいな大きさの物を「ミニキャベツ」であると認識される方がいますが、実はその名前は「芽キャベツ」と言います。
今回はこの「芽キャベツ」についてその生態や歴史、保存方法、料理や選び方についてご紹介したいと思います。
芽キャベツの生態は?
低温で高湿度の環境のなかで育ちます。
小さい品種と高く伸びる品種の2種類に大きく分かれ、頂目に球をつけるキャベツと異なり、側芽が球となります。
小さい品種は高くても0.6m程度しか伸びず、逆に大きな品種は1.2mまで伸長し、茎の側面には小さなキャベツが50~60個つきます。
成長後は他のアブラナ科の野菜と同様に苦味を出します。
芽キャベツの歴史は?
芽キャベツの栽培が始まりをみせたのは近年のようです。
18世紀末にフランス、英国で栽培し始めアメリカでは1812年にトーマス・ジェファーソンが栽培を始めたことがきっかけとなり19世紀初頭に普及しました。
急速冷凍は冷却野菜として市場での需要を上昇させる効果的な方法となりました。
芽キャベツの上手な選び方は?
芽キャベツは害虫に弱いことから夏場の栽培には適しません。
その旬は11月から2月までの冬季となります。
選ぶ際の留意点ですが、まず葉が固く閉じられていて、持った時にずっしりと重量を感じることができる物を選びましょう。
葉の重なりは美味しさの指針となります。
ぎっしりと重なっていると新鮮な証拠となりえるのです。
また色については緑色で濃いものほど新鮮であり着色めいたものは古いと判断できます。
芽キャベツの包装はたいていまとめて袋に詰められています。
大きさや形状が揃ったものを選ぶとよいでしょう。
料理
ビタミンCを多く含んでおり、やわらかく茹でてからシチュー、和え物、バター炒め、サラダ等にすると良いでしょう。
芽キャベツを新鮮に保つ保存方法は?
湿らせたキッチンペーパーで包みビニール袋に入れた状態で冷蔵庫に保管します。
キッチンペーパーは毎日取り替えれば約1週間は持たせられます。
旬の時期に限られるが、芽キャベツを安く買える時にまとめて購入し、茹でて冷凍することもできます。
まとめ
以上、芽キャベツがキャベツのミニ野菜ではなくキャベツとは違う形で育ち、また上手に手をかければ美味しい旬の料理となることが分かられましたでしょうか。
キャベツに比べてアクが強いですが、下茹でをしっかりすればシチューなどの煮込み料理にはぴったりの食材となります。
ぜひご家庭でお試しください。
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