煮たり焼いたりすることで、その味が大きく変化する食物はたくさんあると思います。
玉ねぎなどは生食すると辛いですが、加熱調理すると甘みが増すので、味が大きく変化する野菜の代表と言えそうですね。
今回はそんな玉ねぎの味や成分の変化について紹介していきたいと思います。
水やお湯にさらすことによる変化は？
玉ねぎの辛味や目が痛くなる成分は硫酸アリルというものだそうです。
この硫酸アリルは名前こそ物々しいですが、血液をサラサラにするとても良い成分と言われています。
その他にも玉ねぎには生の段階で体脂肪を減らす、糖の分解を助ける、むくみをとるといった美容成分が数多く含まれてると言われています。
しかし、この硫酸アリルは辛味が非常に強いので、そのまま食べるのはなかなか厳しいと思います。
この成分は水に浸けたり加熱することで分解されるそうです。
分解されたものは甘い成分になるそうなので、煮汁の中に溶けていたり、蒸発したりします。
なので野菜スープなどにするとこの成分を効率よく摂取することができると言えるでしょう。
水にさらす時間は？
玉ねぎの辛味は水にさらすことで溶け出し、ある程度取り出すことができます。
水さらしにする場合は薄くスライスすると短い時間で辛みを取り去ることができますので、サラダなどにする場合はできるだけ薄く切りましょう。
浸す時間は1～2分が目安だそうです。
水気を切ったらすぐに食べることが栄養価を逃さないコツとなります。
水にさらしている間はどんどん成分が溶け出していると言ってもいい状態なので早めに水を切り食べてしまいましょう。
水にさらした玉ねぎの保存方法は？
しっかりと水を切ったものはタッパーなどの容器で保存すると長持ちするそうです。
なるべく空気に触れさせず、水気をとってあげるのが風味を劣化させずに長持ちさせる秘訣と言われています。
まとめ
玉ねぎの味が変化していると、中に含まれている成分も変化しているとは意外でしたね。
どのような目的で摂取するのかによって調理方法や得られる効果が変わるのはなかなか面白いことだと思います。
上手に利用しておいしく健康になっていきたいですね。
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