日本の代表的なお花のひとつである梅。
花をめでてもよし、梅干しにして食べてもよしで、日本人の生活に深くなじんでいますよね。
お花見といえば桜なので、みなさん桜の開花時期については気にしている方も多いと思いますが、梅の季節についてはご存知でしょうか？
今回は、梅の花の開花時期や、梅が実を結ぶ時期をご案内します。
梅の花の時期
梅は冬の終わりのまだ寒い季節に、桜よりも早く咲くものが多いです。
早咲きの桜は12月、1月にはもう咲き始めます。
紅冬至と呼ばれる早咲きの梅の見ごろは1月上旬頃です。
遅咲きの梅は3月や4月に咲くものもあります。
桜の季節と重なるため、桜と見分けがつかない場合もあるでしょう。
江南所無と呼ばれる品種の梅は濃いピンク色が特徴です。
見ごろは3月中旬～4月の上旬です。
梅の実の時期
梅が実を結ぶ季節は、その品種の開花時期によって違いますが、食用の梅として人気の南高梅の収穫時期は6月ごろです。
花の季節が過ぎて夏に入るころですね。
南高梅は、同じ品種の花粉を受粉しても、実を結ぶことができない品種です。
そのため、南高梅を育てるときは、開花時期が同じで花粉が多く相性のよい樹を近くに植える必要があるのです。
ミツバチたちが梅の花の花粉をもとめて飛び回り、梅の花に受粉をさせて実を結んでくれます。
ミツバチなどの昆虫は、梅を育てるのに重要な役割を担っているのです。
ミツバチたちが健康的に活動できるかどうかが、南高梅の結実に関わっているのです。
まとめ
いかがでしたか？
今回は梅の開花時期や見ごろについて、梅の実の収穫時期についてご案内いたしました。
冬の最中に咲く品種もあるというのは驚きですね。
冬にお花見をするのは寒いかもしれませんが、温かい飲み物をもって梅の花を観に行くのも良いかもしれません。
梅のことを詠んだ短歌も多く残っていますが、きっと昔の日本人は、寒さの中可憐に咲く梅の花に風情を感じて、詩を詠んだのかもしれませんね。
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