天ぷらを揚げている時、鍋が爆発して熱い油が飛び散った!という経験をした人は多いと思います。
衣の水分で爆発したのかと思っていたら、中のイカだったとか、衣をつけないししとうが爆発したという経験です。
ししとうやピーマンなどの中が空洞になった野菜をそのまま調理すると、そういうことが起こります。
空洞ではあるけれど、外気の流れはない密閉状態だからです。
爆発する理由を良く知って、危険を防ぐようにしましょう。
爆発するのはなぜ?
爆発の原因ですが、空気が膨張することでししとうの皮が破れてしまったのです。
イカの場合は薄い膜が付いています。
ぴったりと付いているので、はがしづらく、そのまま揚げると膜と身の間の空気が膨張します。
膜がはがしづらい時は、浅く切り目をいれておくのもいい方法です。
下ごしらえが完全でないと危ないです。
空気が膨張する前に火が通れば問題はありませんが、固いししとうだったりすると時間をかけないと中まで火が通りません。
下ごしらえが完全でなく、時間をかけて揚げたり炒めたりしていると爆発します。
ししとうの素揚げ
安全な下ごしらえ
下ごしらえでこれだけはやっておきたいことは、中の空気が抜ける道を作る事です。
爪楊枝や包丁で穴を開けたり、水気をしっかり拭き取ったりで、爆ぜを防げます。
種が破裂することもままあります。
これはししとう全体が破裂するよりも小さな爆発ですが、油がプチプチ跳ねるのがイヤな人は種を取って調理するのも方法です。
縦に切り目を入れて指で種を全部取ってしまうとよいでしょう。
種が好き、という人には向かないのですが、安全に調理したい人にはちょっと手間ですが、おススメします。
揚げ物の温度と時間
天ぷらやフライなどの揚げ物をする時は、それぞれの食材に合った温度があります。
野菜などのよく火が通るものはやや低めの160℃くらい。
肉類は高めの170℃から180℃といった具合です。
よく天ぷらなら衣を落としてどれくらいで浮き上がってくるか、という記述があります。
これを参考にすればいいと思います。
温度が高いと何分間揚げる、と書かれたレシピ通り揚げると真っ黒になってしまった、ということもあります。
温度と時間を感覚で覚えないと揚げ物は難しいですね。
ちょっとコツをお教えします。
温度を図るときは竹の菜箸を使います。
乾いた菜箸を油に入れると細かい泡が立ってきます。
温度が低いと変化はありません。
この泡の状態をよく覚えておくといいです。
衣のない揚げ物をする時は菜箸の泡で温度を見ます。
揚げる時間ですが、私はキッチンタイマーで3分をセットします。
3分でどんな状態になっているか見て、揚げ足りないようだとまた3分セットします。
タイマーが鳴る前にいい状態になれば上げればいいので、あまり神経質にタイマーに忠実にならなくてもいいのです。
ししとうの素揚げだと3分でも長いと思うので、こんなときは2分にしたりと、工夫してみてください。
唐揚げなどの時は長目にゆっくり揚げるのがいいので、5分ぐらいのセットにしています。
まとめ
揚げ物で温度の調節は難しい技だと思います。
様子を見ながら覚えるしかないからです。
ベテランの主婦でも、ぼうぼうの強火の火加減で揚げ物をしている人がいるので、難しいんだなぁとつくづく思ってしまいます。
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