ふきはなんと言っても天然の自生ふきが美味しいです。

販売されているミズブキの水煮とは全く違います。

苦味に驚いてしまうかも知れませんが、苦味がないと味気なく感じます。

ほろ苦い旬の山菜を思い浮かべて、春を心待ちにする。

四季のある日本では、季節それぞれの旬の食材があります。

山野草はアク抜きが必要ですから、少しばかりめんどくさくても時間と手間をかけて下処理をして下さい。

ふき 下処理 重曹 保存 時間

重曹を使うアク抜き

ふきのアク抜きを重曹でします。

重曹は水をアルカリ性に変えます。

  1. ふきの倍量の水を鍋にはり沸騰したら火を止めて、1パーセント程の重曹を入れます。2リットルの水に小さじ1杯程。
  2. 沸騰状態から少し冷まします。
  3. ふきは葉を取り除き、下から2㎝程カットして洗浄しておきます。
  4. 洗浄したふきを鍋にいれます。
  5. 6時間程でアク抜きが完了します。
  6. さっと水洗いして、筋を取り除き調理します。

ほかに重曹でアク抜きできるのはワラビや筍ですが、ワラビは藁灰、筍は米ぬかが一般的で重曹はあくまでも代用です。

重曹は入れすぎると腰がなくなってしまったり、独特の舌に絡みつく苦味が残ります。

急ぐからといって、重曹の量を増やしたら失敗します。

アク抜きは前夜下処理をして、翌日に調理します。

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ふきの水煮の作り方

自分でアク抜きしたふきの水煮を作ってみましょう。

  1. 鍋にたっぷりの水をはり、沸騰したら1つまみの塩を入れます。
  2. 食べる分のふきを投入。
  3. 再び沸騰したら素早く取り出し冷水に晒します。
  4. 3㎝の長さに切りそろえて皿に盛ります。

中高といって、真ん中を少し高くすると姿よく盛れます。

削りカツオをかけて、お好みでお醤油を二滴程かけます。

まとめ

ふきの水煮。

市販のものより青々として、シャキシャキしています。

少しほろ苦い味が格別です。

ふきは断然野ぶきが美味しいです。

アク抜きしたふきは、冷蔵庫で二日程しか持ちません。

保存用のふきは別の処理をします。

アク抜きしたふきは、その日のうちに調理しましょう。

高野豆腐とふきの煮物、ふきの天ぷら、ふきの山椒煮、伽羅ブキなど、調理方法はたくさんあります。

季節の料理を食卓で味わいましょう。

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