ふきは数少ない日本原産の野菜です。
苦味と歯ごたえ、独特の味に季節感を感じます。
ふきを食材としている国は少なく、日本独自の山菜と言ってもいいくらいです。
スーパーの惣菜売り場にも、ふきの煮物が並んでいますから、山菜のなかでは、馴染み深いものです。
ただ、苦味がありますので、苦手にしている方もいますが、逆に苦味がたまらなく美味しいと感じている方も少なくありません。
ふきの苦味と栄養価
苦味の成分はアルカノイドとケンフェールという成分です。
アルカノイドは肝機能を助けて新陳代謝を促進する効果が期待されます。
ポリフェノールの一種になります。
ケンフェールは動脈硬化やアレルギーの元となる活性酸素を抑える働きが期待されています。
そのほかの成分はカリウムやクロロゲン酸、フキノール、フキノリドです。
フキノリドは香り成分で胃腸の働きを助けると言われています。
フキノール酸は痒みの原因となる血中ヒスタミンを減らす効果が認められていて、花粉症による咳止めに期待されています。
苦味の元になるアルカノイドとケンフェールはアク抜きをすることで減少しますから、アク抜きはそこそこに、多少の苦味も味のうちですね。
まとめ
ふきのアクの成分はペタシテニンで、肝毒が含まれています。
山菜には毒性を持つものが多いので大量に摂取しないようにして下さい。
アク抜きすれば流れ出してしまう成分ですが、ポリフェノール類も一緒に失ってしまいます。
ふきのアクは完全には除去しません。
板ずりでアク抜きをするくらいで、丁度いいのです。
ふきは繊維質が多く、カロリーが低いためにダイエット食として人気が高まっています。
女性には嬉しいポリフェノール類も豊富で、新陳代謝を促進する成分も含まれています。
健康を維持するためには、日頃のからバランスのいい食事わ心がけて行きたいですね。
ちなみに人間の味覚センサーは甘み、酸味、旨味、辛味、苦味を感知します。
特に苦味感知機能は25パターンあります。
甘みは1パターンです。
苦味は毒を感知するために発達してきました。
毒性のあるものは苦味セーサーがキャッチし、学習して、毒も安全なら旨味に変わるといいます。
苦味も味のうちですね。
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