山ぶき、つわぶきという種類のふきがあります。
今回はどのようなふきなのか、山ぶきとつわぶきの違いはなんなのかについてチェックしていきましょう。
山ぶきとつわぶきについて
まずは山ぶき、つわぶきそれぞれのふきについてみていきましょう。
山ぶきについて
山ぶきは野生に自生しているふきのことです。
ふきは栽培もされています。
しかし山ぶきは完全なる自生です。
自生しているふきは山ぶきと呼ばれます。
山ぶきは風味が強く、ふきの味と香りを堪能することができます。
しかしアクがとても強いです。
そのため、しっかりとアク抜きをしないと食べることができません。
生のままの山ぶきはえぐみが強くとても食べられたものじゃないでしょう。
つわぶきについて
つわぶきはキク科ツワブキ属に分類されています。
つわぶきは海沿いの草原や崖などに主に自生しています。
日陰でもよく育つことで知られるつわぶきは、昔から日本庭園の下草などに植えられることが多かったそうです。
つわぶきという名前であることから、一見ふきの仲間なの!?と思われる方は多いかもしれません。
しかしつわぶきはふきと同じキク科ではありますが、ふきではありません。
ふきのように筋がなく、またふきのとうも生えてきません。
見た目も似ているようでよく見ると似ていません。
しかしつわぶきもふきのように煮物や佃煮にして食べると美味しいそうです。
山ぶきとつわぶきの違い
山ぶきはふき属であり、つわぶきはつわぶき属です。
2つともキク属というところは一緒です。
それぞれ自生しているところが異なっていたり、筋がなかったり、ふきのとうが生えなかったりといった部分が違っています。
しかしどちらも葉っぱの形がなんとなく似ています。
そのため見間違うことが多いんだそうです。
違う種類ではありますが、調理方法はほとんど変わらず、美味しく食べることができるようです。
それぞれの調理方法
山ぶき、つわぶきのそれぞれの調理方法をみていきましょう。
山ぶきの場合
山ぶきはアクが強いです。
そのためアク抜きをしっかり行っていくようにして下さい。
先に塩をまぶす板ずりを行ってから沸騰したお湯の中に山ぶきを入れ、アク抜きしていきます。
山ぶきはアク抜きを行ってから皮や筋をとっていきます。
アク抜きをすることで毒性をもつ山ぶきを食べることができるようになるのです。
しっかりアク抜きが出来ていないと、中毒になってしまう可能性があります。
その後は味付けをしたり煮たりし煮物や佃煮にするといいでしょう。
つわぶきの場合
つわぶきは先に皮を剥いていきます。
つわぶきに筋はありません。
皮を剥いたつわぶきは水に浸けていきます。
大き目のタッパーなどを用意しその中で水に浸けていきます。
一晩は水につけておくといいでしょう。
一晩も浸けていられないといった場合には、塩または重曹を使ってアク抜きしていきます。
塩または重曹を入れて沸騰させた中につわぶきを入れて湯がきます。
3分~5分で充分です。
その後ざるにあげ水にさらしていきます。
まとめ
今回は山ぶきとつわぶきの違いについてまとめていきました。
調理方法は同じような感じですが、下処理が異なります。
下処理の違いに注意して下さいね。
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