ナスの名前の由来は諸説あるようです。
インド東部原産の野菜とされ、紀元前から栽培が行われてきたと言われています。
紀元前5年ごろにインドから中国に栽培方法が伝わり、その頃から中国、インド、ヨーロッパの温帯地域で栽培が始まったとされています。
日本には中国から伝わったと考えられており、奈良時代に栽培が開始され、江戸時代までは高貴な方しか食べられない特産品だったようです。
江戸時代後期に日本全国へと栽培方法が伝わり、夏バテ解消や疲労回復効果などもあり、庶民的な夏野菜として好まれるようになったと言われています。
元々は奈須比(なすび)と呼ばれていた?
中国から伝わった時代、平城京の書簡には「奈須比」と書かれていた、と言われています。
名前の由来は諸説あるようですが、夏にできる野菜であったため、「夏の実」が訛って、「なすみ」、そこからさらに「なすび」と訛っていったという説が一番有力だと言われています。
この時代はまだ平仮名が存在しないため「奈須比」という表記になっているようです。
さらに、室町時代の宮廷の女官たちが、厨房などでの女房言葉として短く「なす」と呼び始め、それが庶民にも広まっていったと考えられています。
日本人にとってナスは人気者?
野菜としては珍しく、初夢に見ると縁起が良いと言われるほど、日本人にとても親しまれているナスですが、その理由は「ナス」という言葉が「事を成す」という「成す」と読みが一緒であったり、ナスの次々と花をつける様子が子沢山のようであったり、結実性がとても高いことが、縁起が良い物とされてきたと考えられているようです。
「秋ナスは嫁に食わすな」
「瓜の蔓に茄子はならぬ」
などのことわざに含まれるほど、ナスは昔から、日本人にとっては身近な馴染みのある野菜だったようです。
まとめ
今回取り上げた説の他にも、中の実が少し酸っぱいことから「中酸実(なかすみ)」から「なすび」に転じたと考える説、「生実(なすみ)」や「夏味(なすみ)」から転じた説などがあるようです。
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