ゴーヤは栄養価の高い野菜です。
ですが、せっかくの栄養価が高い食材なのに苦いと言うだけで食べられなかったり、わざわざ苦味を取るための下処理をしたりと勿体ない食べ方をされています。
色々な料理に合いますが、苦味が苦手な人には栄養価より食べやすさが重要視され、豊富に入っているビタミンなどを失ってしまいとても勿体ないですよね?
そこでゴーヤの特徴の苦味を抑えながらも栄養価をなるべく減らさず美味しく食べる方法として『塩もみ・加熱調理』のどちらが良いのかを調べてみました。
塩もみと加熱調理のどっちが良いのか?
ゴーヤは独特な苦味があり好き嫌いがとてもハッキリする食べ物ですよね。
あの苦味が和らげば食べられると言う人も多いのでは無いでしょうか?
そもそもゴーヤは何故、苦いのか?
そんな事を考えた事はありませんか?
まずは軽くゴーヤの苦味の成分から覚えておきましょう。
ゴーヤの苦味成分
- モモルデシン
- チャランチン
- コロソリン酸
- ククルビタシン
ゴーヤの苦味成分は、この4つと言われてます。
これらの苦味成分の栄養価はとても高く胃や肝臓の機能を良くしてくれたり血糖値を下げるなどの効果が期待されます。
そんなゴーヤは調理の方法で大きく栄養素の量が変わってきます。
ゴーヤの苦味を取る方法として『塩もみと加熱』がありますがどっちが栄養素を多く残すのか気になりませんか?
どうせ食べるなら出来るだけ多くの栄養素を摂取したいですよね?
では塩もみと加熱調理のどちらが多くの栄養素を残せるのか?
塩もみと加熱
塩もみと加熱では、より多く栄養素を残せるのは加熱の方が少し上です。
と言うのもゴーヤの苦味成分には水溶性と脂溶性があり水溶性の苦味成分は塩もみをして水分と一緒に抜けてしまうのです。
なので調理をする時に塩もみをしてから加熱調理をするので塩もみをする分、栄養素は加熱調理より減る事になります。
また、栄養素の中にあるビタミンも流れ出してしまうので無駄に栄養素が抜けていきます。
またビタミンは外のイボイボの部分より中にあるワタや種の方が3倍ほど高いビタミンがあると言われてます。
それらを取り除いてしまうだけでも栄養素が減る事になってしまいます。
苦味を抑えるレシピはあるのか?
ゴーヤの特徴の苦味は好き嫌いが分かれてしまう部分ですよね?
食べたいけど、あの独特な苦味が苦手だと言う人は多く居ます。
ゴーヤはコラーゲンの生成を助ける成分もあり美容にも良い食材として注目を浴びているけど苦くて食べられず諦めている人も多いのでは無いでしょうか?
そこで、苦味を抑えるレシピなどを紹介したいと思います。
ゴーヤの苦味を旨味に変える方法
- イノシン酸
ゴーヤの苦味を旨味に変える方法として1番良いのがイノシン酸を多く含む食材との組み合わせです。
あまり聞きなれない成分かと思いますが、イノシン酸が加わると旨味が増して苦味成分を和らげる効果が期待されます。
代表的な物としては鰹節です。
鰹節のイノシン酸と昆布などのグルタミン酸の組み合わせでゴーヤを食べると苦味が和らぎ旨味に変わってきます。
まとめ
ゴーヤは塩もみする事で水分が出て栄養分も流れ出してしまいます。
ゴーヤに含まれるビタミンは加熱に強いのでゴーヤチャンプルなどは理にかなった調理法なんですね。
どうしても独特の苦味が耐えられない場合は鰹節などに含まれる成分を利用し旨味に変えて食べる事をオススメします。
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