私たちにとっては比較的なじみのある紫キャベツは、トレビスと見た目がよく似ていると思いませんか?

同じように細切りになってサラダに入っていたら、たぶん見分けがつきませんよね?

これらの野菜は同じ種類なのでしょうか?

それぞれの特徴や栄養素などについて比較します。

トレビス 紫キャベツ 赤キャベツ 違い

紫キャベツとトレビスは全く違う種類?

紫キャベツはレッドキャベツ(赤キャベツ)とも言われ、南欧の海岸地域が原産のアブラナ科に分類されるキャベツの一種なのだそうです。

それに対し、英語ではレッドレタス(赤レタス,赤チコリ)と表現されるトレビスはキク科に属し、その名のとおりヨーロッパが原産のチコリの一種とされています。

両者がまったく違う種類の野菜であることがわかりますよね。

紫キャベツとトレビスを比較!具体的な違いは?

両者の見分け方のポイントとして、まず紫色の入り方があげられます。

紫キャベツの外葉は芯を含め葉全体が紫色ですが、トレビスは芯が白くて葉先にかけて紫色になっているという特徴があるようです。

大きさも紫キャベツのほうが大きく、葉の一枚一枚が密に重なっていて1kg前後の重さがあるのに対し、トレビスは手のひらに収まるソフトボール大のサイズで200g程度のものが多いことが大きな違いといえるでしょう。

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食べるともっとわかる!紫キャベツとトレビスの風味や栄養素の違い

紫キャベツの食感や風味はキャベツそのものですが、トレビスは葉が若干薄く、芯がサクサクで葉の先はしっとりとしているのが特徴といえます。

また、風味の違いとして一番わかりやすいのは、トレビスには独特の苦味があることがあげられます。

和名で『菊苦菜(きくにがな)』とも言われるのもうなずけますね。

また、栄養面でも大きな違いがあるようです。

トレビスには目立って多く含まれる栄養素は見当たりませんが、紫色の色素成分であるアントシアニンの効果が注目され、現在も研究されているということです。

アントシアニンはポリフェノールの一種で、眼精疲労や動脈硬化、肝機能障害の改善やガン予防などに効果があるということが知られていますので、生活習慣病が気になる世代の方にはありがたい存在になりそうですね。

そして、もちろん紫キャベツにも同じようにアントシアニンが豊富に含まれているのですが、実はビタミンCの含有量に大きな違いがあるようです。

ビタミンCの100g当たりの含有量は、トレビスが6mg,普通のキャベツが41mg,紫キャベツが68mgというデータがありますので、紫キャベツは実にトレビスの10倍以上のビタミンCを含むということになりますよね。

他の成分を見ても、紫キャベツの方が高い値を示しているということです。

まとめ

見た目は似ているけれど、属する種類も風味も栄養素も異なる紫キャベツとトレビス。

それぞれの良さを生かした調理法で美味しく頂きたいものです。

キャベツは茹でると甘みが増しますが、トレビスは苦味が増すといった特徴もあるようです。

組み合わせる食材との相性も含め、日々の食卓を華やかに彩れたら素敵ですね。

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