トレビスは鮮やかな赤紫色をしていて、見た目だけでも健康効果が期待できそうな印象がありますが、実際にはどうなのでしょうか？
ここでは、トレビスの栄養価とその効能についてご紹介します。
トレビスは淡色野菜
トレビスは鮮やかな色をしていますが、レタスやキャベツと同じ淡色野菜に分類されます。
含まれるビタミン類には、特徴的に目立って多く含まれるものはないようですが、葉に水分や食物繊維が多く含まれているので、腸によい働きをしてくれそうです。
また、カリウムの含有量が比較的高いので、尿とともにナトリウムの排出を促すことで血圧の上昇を抑える作用が期待できそうです。
トレビスが赤紫色なのはなぜ？その健康効果は？
トレビスに含まれる注目すべき栄養成分は、アントシアニンという色素であることがわかっています。
これはブルーベリーなどに含まれるポリフェノールの一種で、疲れ目に効果が期待できることは比較的よく知られていますよね。
他にも、強力な抗酸化作用により体に有害な活性酸素を抑えたり、細胞の老化やガン化を抑制してくれる効果、さらには毛細血管を保護したり血栓予防も期待できるということです。
なので、現代人の抱える健康不安にはありがたい存在なのではないでしょうか？
トレビスについての健康効果については、現在もその可能性を求めて研究が重ねられており、肝機能回復や血圧を上昇させる酵素の働きを抑制するなどの可能性が見えてきたようです。
健康に有効な成分を無駄にしない食べ方はある？
水溶性のアントシアニンは、茹でることで流出してしまいますので、生食でしっかり頂きたいですね。
彩り良く葉野菜や豆類のサラダに入れるのがお手軽でしょう。
また、独特な苦味が出ることがあるのですが、その場合は肉類の付け合せにするなど、お互いを引き立て合う組み合わせを工夫するのもいいのではないでしょうか。
本場イタリアでは葉にソースを添えたり、千切りにしてサラダに入れるのが一般的で、他にもオリーブオイルをつけて焼いたりリゾットに混ぜたりと、色々な食べ方で楽しまれているようです。
さらに、ちょっと意外なアレンジ方法としてぜひご紹介したいものがあります。
トレビスの根は焙煎すると色が濃くなり苦味が増すという特徴を生かし、昔からコーヒーに入れたり、コーヒーの代わりに飲まれているということなのです。
確かに日本でも『チコリコーヒー』というのがあり、便秘やデトックス、血糖値の上昇を抑えるなどの効果が期待できるといわれます。
トレビスはチコリの仲間だということですので、納得できる話ですよね。
まとめ
トレビスは彩りだけでなく、私たちの体の錆をとってくれるありがたい働きがあることがわかりました。
葉野菜はカロリーも少ないので、色々な料理と組み合わせて有効成分を摂取したいものです。
西洋野菜の中でも取り入れやすい食材として、もっと出回ってほしいですね。
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