2017年の初めに、もやしの生産現場の窮状を訴えるというニュースが流れました。
もやしの原料となる豆の価格が高騰している為、生産現場が窮地に陥っているというものです。
原料の価格が上がって値上がりしている商品は、もやしだけではありません。
原料の価格の値上がりにより、商品の売値が上がっていたり、売値は変わらないけど内容量が少なくなっていたりしています。
もやしも単純に、それなら売値を下げればいいのでは?と、思えますが(消費者としては、値上がりは痛いですが)もやし生産者さんの訴えは、それだけでは無いようです。
実際、天候不良などで不作などの場合、他の野菜は価格の変動が大きいです。
もやしの場合は、どうなのでしょうか?
上がるどころか下がってる
もやし生産者協会さんのホームページには、2005年からの、もやしの価格の推移のグラフが出されています。
下記参照アドレス
http://www.moyashi.or.jp/whats/kyujo.html
今の時代、あれもこれも値上がりしているというのに、なんと、もやしの価格推移のグラフは、下がっています。
高くなるどころか、もやしは安くなっているんですね。
なぜもやしは安いのか
もやしは、屋内の工場などで栽培されるため、天候に左右されることがありません。
また機械化などで生産コストを抑えることが出来たこともあるようです。
もともと安価であったもやしですが、生産が安定していることもあり、スーパーなどでは、安売りの目玉にされることが多く、消費者には「もやしは、安い」というイメージが定着しました。
もやしが安かったのは、生産者さんの企業努力と、スーパーなどで特売品に使われやすかったからとも言えます。
原料の高騰
もやしの原料は、主に緑豆ですが、日本は緑豆の栽培に向いていない為、ほとんど海外、主に中国に頼っています。
大豆を原料にしたもやしもありますが、大豆はアメリカに頼っています。
緑豆の価格は、もやしと違って、この15年ほどで約3倍も値上がりしています。
それに加えて2016年は、中国での天候不順による不作、円安と重なって今まで以上に高騰したそうです。
中国も昔より物価が上がっているんですね。
まとめ
中国以外の産地からも緑豆の入手を図り、他の産地も探しているそうですが、なかなか見つからないそうです。
今後は商社などと協力して、新たな産地を作る取り組みも始めたいとされているそうです。
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