毎日の食卓のサラダにレタスは必ず入っています。
レタスが食卓やレストランのサラダには欠かせないものとなっています。
レタスは1年を通してスーパー等で販売していますが、国産レタスの旬の時期は夏場と言う事もあって冬場に輸入レタスの量が増加します。
レタスの輸入量が増え始めたのはいつ?
1980年代の日本ではレタスの輸入量はわずか104トンに過ぎなかったのですが、1990年代に入ると突如として輸入量が6000トンに跳ね上がっています。
2000年代に入ると最高で8000トンを超える輸入量になる時もあります。
一時期、レタスの輸入量が減少傾向になりましたが、2008年を境に輸入増加傾向になり2013年には12000トンまで増加しています。
ここまで、レタスの輸入量が増加していると言う事は、国産レタスの生産量が減少傾向なのか?と疑問に思われるでしょう。
国産レタスの作付面積は1970年代~2013年までほぼ横ばいで推移しています。
生産量は右肩上がりの増加傾向になっており、1970年代では20万トンだったのが、2013年には、約3倍の57万トンまで増加しています。
これだけ国産がレタスの出荷量がありながら、レタスの輸入をしなければならないのは時期とレタスの卸売単価の影響があるようです。
レタスの輸入が増え始めるのは毎年10月~翌3月までが増加傾向で、この時期の国産レタスの卸売価格は高い状態にあります。
その為単価の安い外国産レタスの輸入量が増加する事になっています。
レタスの輸入量が多い国はどこ?
1990年代から急激にレタスの輸入量が増加傾向で推移していく中で、輸入原産国がどこが多いのか?と言う事になります。
2000年に入るまでは、アメリカ・中国・台湾のような順番だったのですが、2000を過ぎたあたりから台湾産レタスの輸入量が一気に増加傾向の推移をたどる事になります。
なぜ台湾の輸入量が増加したかと言うよりも、アメリカの輸入量が減っている事が台湾産レタスの輸入量の増加につながっていることになります。
もともと、アメリカ産レタスは、日本向けの輸出用のレタスではなく、国内消費用に作付されているレタスの為に、アメリカ国内での需要が増加傾向になって行った為に、日本向けに輸出する量が確保できない状態になってしまったのです。
そのため、輸入が出来ないのであれば、輸入が出来る相手を探すとなると、供給が安定している台湾産レタスの輸入量が増加したと言うことになります。
また輸入に付きものの検疫が課題となるのです。
空輸される場合では、かなり厳しい検疫を受ける事になり、海上輸送の場合には、検疫は空輸と比較するとそこまで厳しくないという現状があるようです。
検疫では虫が一番気を付けなければならない事から、幼虫等が確認された場合には、薫蒸をする決まりごとになっています。
この薫蒸をすると、レタスは廃棄処分される事になってしまいます。
海上輸送の多い台湾産レタスの方がアメリカ産レタスよりも廃棄処分が少ない事もあって、台湾産レタスの輸入量が増加している実情があるようです。
まとめ
レタスの輸入量の推移について紹介してきました。
年間で最大12000トンの輸入あるなんて皆さんご存知でしたか?
葉物野菜は、冬場では消費率も少なくなりますから、冬場の次期だけ安いレタスを仕入れると言う事になりますから、年間を通じてスーパー等に並んでいるのです。
レタス購入する時って、原産国って見ますか?
冬場は台湾産レタスが出回っているのでしょうね。
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