できたら使いたくないですが、重労働を避けるためなどの理由で使わざるをえない農薬。
レンコン栽培も例外ではなく、除草剤などが使われます。
どのような農薬が使われているのでしょうか？
調べてまとめてみました。
除草剤
水田で栽培されるレンコンの場合、雑草が生えてくると、手作業や機械作業で除草します。
少なければいいのですが、広範囲にわたる場合、どうしても重労働になるので除草剤を使うことになります。
ACNという除草剤があり、ウキクサ類に除草効果があると言われています。
しかし、薬害を与えたくないので、石灰窒素を代わりに使用するという方法があります。
雑草を枯らすだけではなく、レンコンの肥料にもなるので一石二鳥です。
防虫剤
アブラムシなどがレンコンにつくと、枯れる被害が出ます。
これを防ぐ対策として、薄めて使うタイプの農薬を散布する方法があります。
薄めた農薬はレンコンの中に浸透してゆき、見えないところにいる虫も防いでくれます。
殺菌剤
菌が繁殖するのを防いだり、すでに繁殖してしまった菌を抑えたりする効果のあると期待される農薬もあります。
レンコンには腐敗病という病気があり、フザリウム菌やピシウム菌が原因とされており、これらの菌に効くとされる農薬が存在します。
しかし、こちらも石灰窒素を使用することで防ぐこともできるそうです。
また、太陽熱消毒という方法があり、フィルムで水田を覆って、高熱の力で菌をやっつけるという方法も近年注目されています。
まとめ
レンコン栽培で使われる農薬とは、まず除草剤があげられます。
ウキクサ類が発生してしまうので、ACNという除草剤を使用することがあります。
また、薄めて使うタイプの防虫剤を使用し、アブラムシ対策をすることもあります。
殺菌剤を使用することで、レンコンの腐敗病を防ぐことができるそう。
農薬の代わりに石灰窒素を使うと、除草剤や殺菌剤の代わりになることがあります。
また、太陽熱消毒という方法があり、殺菌効果が期待されるため近年注目されています。
以上、レンコン栽培で使われる農薬について、調べてまとめてみました。
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