あのすっぱい味がたまらない梅、梅干しに付けたり梅酒にしたりと大活躍ですよね。

日常的に口にしている梅ですが、産地がどこかを御存知ですか?

実は、梅の生産量が日本でトップクラスなのは和歌山県なのです。

この記事では、何故梅が和歌山で多く栽培されているのかを調べてまとめてみました。

梅 なぜ 和歌山

梅の歴史

和歌山県では、江戸時代に紀州藩田辺の領下において、農民が梅を栽培したのがきっかけに梅農家が栄えたといわれています。

和歌山のやせ地や気候が、梅の栽培に適していたというわけですね。

江戸時代の中期には、江戸への紀州の木材等とともに、梅干しがおさめられていたそうですが、そのころの梅は「やぶ梅」と呼ばれていて、現在栽培されているものとは比べられないほどに品質はあまりよくなかったとのことです。

明治ごろから梅干し製造業者も出現し、健康にも良いと言われていることから、梅干しの需要が高まって行ったそうです。

梅の栽培が急に増加したのは、明治40年以降と言われています。

これは、日清日露戦争などで、軍の携帯食として梅干しの需要が増加したことにあると言われています。

また、第二次世界大戦中でも同じように梅干しが求められたことから、生産量が拡大したといいます。

梅は解毒作用に期待でき、健康にもよいということから、兵隊さんの食事としてありがたがられていたのだと思います。

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和歌山の土地事情

江戸時代、農民は地租という税金を払って領主にお金をおさめていたといいます。

しかし、野菜の育たない農地に適さない土地には税金が課せられていなかったそうです。

なので、斜面でも問題なく育つことができる竹や梅を育てて、農民たちは重税を逃れていたと言われています。

和歌山県にはこうした斜面が多くあり、梅の栽培が盛んになっていったと言われているのです。

まとめ

いかがでしたか?

今回は和歌山でなぜ梅が多く収獲されるのかについて調べてみました。

和歌山県の土地事情と昔の社会の仕組みが、和歌山での梅栽培を発展させたと言われているのは、とても面白いですね。

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