日本のブロッコリーの出荷高は秋冬は愛知県が占めていますが、6月から9月までは北海道の独占状態になります。
年間を通じての出荷高もトップが北海道になります。
シェアーは16%ほどを占めています。
ブロッコリーは病虫害にあいやすい野菜で、育てるのにも、出荷時も手がかかる野菜です。
ただ品種がたくさんありますので、蒔き時や収穫時期の調整が効きますので、農家にとっては農閑期になる時期に収穫時期を決められる利点があります。
また輸入ブロッコリーは国産品の旬とかぶらない時期に入荷します。
ブロッコリーの種蒔き時期
北海道
ピクセル、おはよう、スターラウンドが主な品種となっています。
ピクセルは寒冷地に適した品種で春から夏に蒔き、夏から秋に収穫します。
おはようは3月中旬から7月まで蒔きどきがあります。
アントシアニンフリーなので寒冷地域で多少蒔く時期がずれても大丈夫です。
収穫は7月から11月中旬になります。
スターラウンドは4月から7月に蒔き、5月から8月に収穫されます。
埼玉県
おはよう、サマードーム、グランドームが主な品種となっています。
おはようは9月中旬から、春作、秋作できます。
サマードームは8月中旬から9月中旬で春作、秋冬作と出来ます。
グランドームは9月中旬から10月中旬で、秋冬作です。
最近では、ウィンタードームに移行しています。
愛知県
むつみ、ファイター、グリーンキャノンが主な品種となっています。
むつみは8月中旬蒔きで125日程で収穫になり12月から1月に収穫します。
ファイターは8月上旬に蒔き、11月から1月に収穫します。
香川県
おはよう クリア、晩緑が主な品種となっています。
おはようは上記同様で9月中旬から春作、秋作できます。
晩緑は9月中旬に蒔き、4月に収穫、極晩生です。
長野県
サマードーム、おはようが主な品種となっています。
サマードーム、おはようともに埼玉と同じです。
まとめ
一年を通じて、食卓に並ぶブロッコリーですが、家庭での野菜消費量13位に位置します。
栄養価の高さから、最近ますます注目されています。
先祖はケールというアブラナ科の野菜で、昔から薬効があるとされていました。
ブロッコリーは日本では生で食べることはあまりないようですが、欧米では生で食べるほうがポピュラーです。
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