もやしは古くから親しまれている食材です。

安くて美味しいもやしですが、それだけではありません。

もやしは多くの栄養素を含んでおり実は、体への良い効能もあるといわれているのです。

今回は、そんなもやしの栄養と体への効能についてご紹介したいと思います。

もやし 栄養 効能

もやしの歴史

もやしの体への効能をご紹介する上で知っておきたいことは、もやしの歴史です。

もやしは、原産地は中東ですが、中国に入りそこから日本へ入ってきたといわれています。

すでに、平安時代にはもやしが日本にあったことを記されている文献があるほどです。

本草和名という薬草の辞書や、江戸時代の和漢三才図会という漢方の本には、もやしが筋肉の痺れなどを緩和させるのに使われていたと記されています。

つまり、もやしは薬として扱われていたようなのです。

食材としては、もっと後の明治時代後半からになるのです。

もやしとは何?

もやしの原料は豆です。

もやしは豆を発芽させてつくられています。

一般的に流通し食卓に上るのは、緑豆もやし、大豆もやし、ブラックマッペの三種類が多く、もやしの仲間のアルファルフアも人気の食材です。

もやしは、豆を発芽させることで栄養価が凝縮され高まっているともいわれています。

キレイな水で豆を発芽させ育てるもやしの栽培法は、清流のある地域で生産されているため、美味しく栄養価の高いもやしの生産地は限定されています。

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もやしに含まれる栄養素の効能

もやしに含まれる栄養素の中でも代表的なのが、食物繊維や、カリウム、ビタミンA、アスパラギン酸、イソフラボンです。

他にも栄養素が詰まっているもやしですが、体への効能が高いものを紹介します。

食物繊維は便秘の改善や腸内の環境を整え、腸内に溜まった老廃物を上手く出してくれる役割を果たしてくれます。

そのため、大腸がんの予防にも繋がるといわれています。

カリウムは高血圧予防や、体に溜まった余分な水分を排出する役割を果たし、むくみの解消などにも効果があります。

また、ホルモンバランスを整える効果も期待されています。

ビタミンAは、皮膚や粘膜の修復や再生や促進させる役割があります。

そのため、肌荒れや、喉、口内炎などの回復にも一役買っています。

アスパラギン酸は、疲労回復効果がある物質で、夏バテ解消などにも効果が期待されています。

イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲンと似た作用があるといわれており、更年期や生理不順などの女性特有の症状に効果が期待できる物質なのです。

まとめ

もやしの栄養価と効能は、薬として使われていた平安時代からわかっていたようですね。

もやしには、ビタミンやカリウム、食物繊維、アスパラギン酸、イソフラボンまで含まれているのですから体への良い効能があるのはとうぜんかもしれませんね。

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