比較的低価格で、スーパーなどで年間を通して安定して手に入る玉ねぎ。
栄養も豊富でさまざまな料理に合う玉ねぎは毎日の食卓に欠かせない野菜ですが、日本の自給率はどのくらいなのでしょうか?
調べてみました。
日本の玉ねぎ自給率
玉ねぎの日本の食料自給率は、およそ80パーセント程度だそうです。
そのうちの半分近くを北海道産が占めます。
残りの約20パーセント程度は、中国、アメリカ、ニュージーランドの順に多く、輸入しています。
これらは、業務用に加工されることが多く、日本のスーパーマーケットなどに並ぶ生の玉ねぎは、日本産であることが多いようです。
かつてはアメリカ産が多かった
昔は、輸入される玉ねぎの多くがアメリカ産だったそうです。
しかしその後中国産の輸入が増え、現在では輸入玉ねぎのおよそ70パーセント程度を中国産が占めています。
中国からは業務用に皮をむいたり、カットした状態にしたものも輸入され、このような付加価値がついたことが輸入が増えた一因のようです。
国産と輸入物の違い
国産の玉ねぎと輸入された玉ねぎは、栄養価に違いがあるのでしょうか。
一般的には、時間が経つほど、栄養価は減っていくとされています。
そういった意味では、時間をかけて日本に入ってくる輸入物の方が、栄養価は少し劣るとも考えられるかもしれません。
しかし国産の玉ねぎも、新玉ねぎの旬のシーズン以外のスーパーなどで売られている玉ねぎは、新玉ねぎの時期に収穫し、保存しているものです。
このことから、入荷までの時間による栄養価の違いは、あまりないといっても良いのかもしれません。
時間よりも、その玉ねぎがどんな環境で育ったかの方が、摂取する私たちにとっては大事なことですね。
国産、輸入物ともに気になる場合には、産地を確認し、どのような農薬を使い育っているのか、調べてみるのもよいかもしれませんね。
まとめ
日本は、食料自給率が低い国ですよね。
米などのように、ほぼ100パーセントを国産でまかなえているものもありますが、輸入に頼っている食料が多いのも現状です。
そんな中、玉ねぎの自給率は80パーセント程度ということなので、比較的高い印象があります。
日常の食卓に重宝する玉ねぎ。
これからも国産野菜を応援していきたいと思います。
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