玉ねぎは日本での栽培量の多い野菜で、家庭菜園でも人気です。
野菜の中では比較的、栽培しやすいと言われており、種からの栽培と、苗からの栽培があります。
初めて玉ねぎの栽培にチャレンジするという方には、種からではなく、苗からの栽培をおススメします。
栽培期間が種からよりも2カ月ほど短縮できますし、なにより苗作りは結構難しいためです。
また玉ねぎの栽培は、種から苗を育てた場合、苗まで育った時点で掘り起こして苗を分け、玉ねぎ用に作った畑に植え替える作業があります。
畑の環境や土作りは大切で、その作業によって病害虫の被害に合いやすいかどうかが左右されると言っても過言ではありません。
苗の見分け方
- 栽培用に苗を選ぶ時は、栽培する地域にあった品種のものを選びましょう。
- 苗は、太過ぎない細過ぎないものを選びます。苗の長さが20~25センチほど、太さが5ミリ~7ミリほどの根がしっかりとして長く伸びているものを選びましょう。
- 色が濃く、しっかりと元気そうな苗を選びましょう。
地域に適していない品種では、大きく育ってくれなかったり、太い苗はネギ坊主と呼ばれる玉ねぎの花の蕾(つぼみ)が出てしまいます。
ネギ坊主は出来てしまうと花を咲かせて種を作りますが、葉は成長が止まってしまって種を作ったら枯れてしまいます。
また、細い苗は生育が悪く大きく育たない場合があります。
玉ねぎと葱(ねぎ)の苗の見分け方
同じヒガンバナ科ネギ属の玉ねぎと、葱の苗は、パっと見ただけですと、とてもよく似ています。
玉ねぎと葱の苗の見分け方のポイントは、根元の形と香りです。
- 葱の苗の根元は、まっすぐした形をしていますが、玉ねぎの苗の根元は、よ~く見ると丸くなっています。また玉ねぎの方には茶色く小さな皮もあったりします。
- 葱と玉ねぎは葉は、そっくりですが苗の時から香りが違います。苗の根元の部分の香りを嗅いでみると、葱は青臭い香り、玉ねぎは甘い香りがします。あの玉ねぎの刺激のある香りは、玉ねぎが切られたり傷つけられたりすることで生成されるものです。
まとめ
そっくり繋がりで、もうひとつ。
時々、スイセン(水仙)の葉と、ニラを間違えて食べて食中毒になったというニュースを耳にします。
玉ねぎとスイセンは、葉っぱは似ていませんが、根がよく似ています。
スイセンも、ニラも玉ねぎも、香りが違いますから、もしもの時は、臭いをかいでみるといいでしょう。
よく分からないなと思った時は食べるのは避けた方が良いでしょう。
スイセンは全草に毒があり、つい近年も長野の小学校で「ノビル」と間違えられてスイセンの根っこが食べられて食中毒になっています。
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