玉ねぎは葉物野菜に比べて日持ちする野菜で、色々な料理にも使えるます。

また比較的育てやすい野菜でもあるので、家庭菜園で栽培している人も多いようです。

玉ねぎは酸性の土壌に弱いので、栽培前の苗床、畑作りに石灰を用います。

比較的育てやすいといっても、玉ねぎも病気になったりすることがあります。

そんな玉ねぎの病気と、石灰について。

農作物の栽培に使う石灰には、消石灰や苦土石灰というものがあり、栽培前の土作りや、野菜の病虫害の防除に有効です。

玉ねぎ 病気 石灰

石灰は虫を防ぎ菌の増殖を抑える!?

カルシウムの塊の石灰を植物に与えると、葉や茎が丈夫になり固くなります。

虫は柔らかい葉を好むので固くなった葉は虫に食われにくくなります。

また玉ねぎの皮と皮の間には黒カビが発生しやすいのですが、皮の上の部分の葉元に石灰をふりかけておくと、菌の侵入口となる部分がアルカリ性になり、カビなどの菌は活動できない状態になって発生や増殖を抑えることができます。

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石灰が防除に効くのはなぜ?

病害虫の防除に石灰が効くのは、なぜなのか。

  • 病害を及ぼす菌には、やや酸性を好むものが多いです。石灰を用いると、酸性を和らげて中性からアルカリ性にしてくれるため病害菌を避けることができます。
  • 植物の細胞壁の主成分はペクチン酸カルシウムですが、これが石灰(カルシウム)を用いることで強化され固くなります。フルーチェというデザートは牛乳を入れることで固まりますが、それと同じ仕組みです。病原菌は植物の細胞壁を溶かして侵入するため、細胞壁の強化は侵入しにくくします。
  • 植物は、何らかの攻撃を受けたり異常が起こった時に、細胞内のカルシウム濃度が高まって特定の植物ホルモンが生じます。それが植物の細胞内の核に情報を送り、ファイトアレキシンという防御物質を出すように働きかけます。

まとめ

石灰の利点は、扱いが簡単で、値段が安く、人体に害が出ないということです。

ひとくちに石灰といっても、生石灰、消石灰、焼石灰と色々ありますが、石灰は日本で自給できる鉱物資源です。

石灰(カルシウム)肥料にも色々あり、使い方も色々あります。

玉ねぎに多い病気でカビが原因の「べと病」があります。

この病気にかかった玉ねぎから他の玉ねぎに感染するのを防ぐ処理にも石灰(石灰窒素)は使われます。

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