玉ねぎはスーパーでそのまま売られているだけでなく、コンビニ等で売られているカット野菜などがあります。
そこで、今回はこのカット野菜で売られている玉ねぎに、どれほど栄養素が含まれているのか、調べてみました。
カット野菜の玉ねぎは栄養素が失われている?
普通に売られている玉ねぎと比べて、カット野菜の玉ねぎは栄養価が低いと言われます。
はたして本当に栄養価が低いのでしょうか。
なぜそのようなことが言われるのかというと、カット野菜は工場から出荷される際、何度も殺菌や水洗いされることにあります。
カット野菜は、カット後、繰り返し殺菌されます。
その殺菌に使われるのは、次亜塩素酸ナトリウムという消毒液やプールの消毒に使う塩素水が使われます。
これに何度も繰り返しカットされた玉ねぎを浸すことで殺菌をします。
しかし、こういった消毒液や塩素水は強い臭いがあるため、そのままにしておくと、カット野菜から刺激臭が出てくるため、誰も食べなくなってしまいます。
この刺激臭を取り除くため、殺菌後のカット野菜は何度も水洗いをします。
このようにして、何度も消毒液に浸したり、水洗いをしているうちに玉ねぎの栄養が流出していってしまうのです。
玉ねぎのビタミンには水溶性のビタミンが含まれていますので、この水溶性のビタミンが失われていくのです。
ただ、玉ねぎのビタミンには水溶性のビタミンだけではなく、脂溶性のビタミンも含まれています。
脂溶性のビタミンは水に溶けることはありませんので、殺菌や水洗いで失われることはありません。
そのため、カット野菜の玉ねぎに栄養がまったくないといったことはありません。
殺菌などにより水溶性のビタミンは3割ほど減少すると言われています。
まとめ
コンビニなどで売られているカット野菜の玉ねぎにも栄養は含まれています。
カットされているから栄養がないということはありません。
しかし、工場などで殺菌されたりすることで、いくらか栄養が失われしまうことはあります。
玉ねぎから栄養を十分に取りたい場合は、
スーパーなどのカットされていない野菜を買うほうがよいでしょう。
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