日本食の代表のひとつに、お刺身がありますが、お刺身には当然のごとく、わさびが添えられています。
わさびの独特の辛味成分には、消臭効果、殺菌効果などが期待でき、生の魚である刺身と一緒に食べると、魚の生臭みを消し、油を中和してサッパリと食べることができます。
わさびの辛味成分は、消化液の分泌を促して消化を助けてくれる働きも期待できるので、お魚だけではなく、お肉とも相性が良いです。
ところで、わさびは、お刺身にのせて食べますか?
お醤油に溶いてからつけて食べますか?
わさびをのせる派?溶かす派?
あるサイトでのアンケート調査では、お刺身にのせて食べるが過半数を超えて一番多かったものの、お醤油に溶いて食べるも過半数に迫る%比率となっています。
お刺身を食べる時は、どっちが正しいとかあるのでしょうか。
和食のマナーとしてはのせて食べるのが正しいの?
和食でも洋食でも、お料理は「手前から食べる」プラス「左から食べる」が一般的だそうです。
板前さんが美しく盛り付けたお刺身も、同じく左手前から箸を付けます。
わさびを少し、刺身の真ん中にのせ、刺身を折りたたむようにして反対側にお醤油を少量つけて食べます。
お醤油を垂らさないように注意が必要です。
この時、垂らさず食べられるか不安であれば、お醤油の小皿は持っても大丈夫なようです。
こうして食べると、わさびの風味を損なわないので、推奨されているようですが、絶対に、わさびは、お刺身にのせて食べると決まっているわけではないようです。
小皿のお醤油にわさびを溶くと、お醤油が濁ってしまうので見栄えは悪くなりますが、「わさび醤油」の独特の味わいを楽しみたい方は、お醤油にわさびを溶いて食べても失礼にはならないようです。
わさびと醤油の出会いは室町時代?
日本原産のわさびの歴史は古く、飛鳥時代の遺跡から「委佐俾(わさび)」と書かれた木簡が出土し、平安時代の日本最古の薬草事典には「山葵(わさび)」の記載があり、この頃は薬草として用いていたようですが、鎌倉時代には食されていたようです。
そしてこの時代の刺身料理は、山葵(わさび)酢、生姜(しょうが)酢など酢で食べていたようです。
対して醤油は室町時代から登場し、醤油にわさびを添えて食べるようになりました。
まとめ
室町時代の醤油は、とても高価なもので庶民の手が届くものではありませんでした。
江戸末期になってから醤油の生産が飛躍的に伸びて安価になり、庶民の手に届くものになったようで、この頃にお寿司の屋台が登場したこともあり、お刺身、醤油、わさびのスタイルが定着したそうです。
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