春菊って香りも強いし、少し苦味もあります。

身体にとても良さそうな春菊は、いったいどういう効能があるでしょうか?

調べてみました。

春菊 薬膳 効能

薬膳とは

薬膳とは、中医学の理論に基づき、食物がもつ薬理作用を組み合わせた食事のことを指します。

栄養や効果、色、香り、味、形などすべてが揃った食養生の方法です。

食薬を「熱、温、涼、寒」に分け、摂取した際に体内が「熱、温」、「涼、寒」に分類します。

どちらにも属さないものを「平」と言います。

また、陰陽五行説という理論で自然界のものをすべて5つに分類します。

季節は「春、夏、土用(長夏)、秋、冬」、五色「青、赤、黄、白、黒」、食薬の味覚においては「酸、苦、甘、辛、鹹」に分類されています。

また、食薬の作用と臓腑、経絡を結び付け、主な作用を定位する説明を帰経といいます。

春菊の薬膳

薬膳的解釈として、春菊は五味は甘辛味、五性は平性、帰経は肝肺に分類されます。

甘味は緊張を緩めたり、味を中和する作用があり、辛味は滞っているものを発散し、気血を巡らせる効果があるそうです。

平性は温めも冷やしもしないもので、肝は気機を調節して蔵血し、肺は呼吸・宣発と粛降・水の巡りをつかさどると言われています。

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効能効果

  • 胃腸の働きを整える
  • 心の機能を安定させる
  • 咳を止めて痰を除く
  • 排泄を促す
  • 風邪や貧血の予防
  • 動脈硬化や高血圧の予防
  • がんや骨粗しょう症の予防
  • アンチエイジングの効果

などがあると言われております。

春菊は清肝(肝機能の異常亢進を鎮める)、明目(肝の不調は目に現れるので、充血を解消する)などの効果もあるそうです。

効果的な調理方法は?

独特な香りを持つ春菊ですが、おひたしや鍋物はもちろん、生でも食べることができます。

ただ、加熱しすぎると苦味が強くなるため、さっと火を通す程度が食べやすいでしょう。

油やタンパク質とともに食べることで吸収率が高まるので、豚バラ肉などの炒め物でも良さそうですね。

まとめ

薬膳の考え方と春菊の効能について少し理解ができましたね。

積極的に摂取することによってその効果効能を得られると思うので、上手に料理に取り入れていきたいと思います。

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