植物の細胞分裂の観察で玉ねぎを使った実験がありますが、なぜ玉ねぎなのでしょうか?
調べてみました。
なぜ細胞分裂の実験に玉ねぎが使われるの?
中学や高校の生物の授業で玉ねぎを使った細胞分裂をやったことはありませんか?
細胞分裂の観察でよく玉ねぎが使われます。
玉ねぎは誰でも知っているなじみ深いものであり、入手するのも簡単です。
良く伸びる根の先端では、細胞分裂が活発に行われており、観察するのにとても好材料だからです。
なお、玉ねぎの細胞が比較的大きくて、染色体数も多すぎずに観察しやすいことなどから学校の実験で使われているようです。
玉ねぎの根が成長する仕組みとは?
玉ねぎの根の細胞を観察すると、先端に近い部分の細胞は根元の細胞よりも小さいことが分かります。
これは根の先端に近い部分で細胞が分かれて、細胞の数が増え、その細胞の一つ一つが大きくなるからです。
細胞分裂により細胞数が増えてそれぞれが成長するので根が成長することと言えます。
玉ねぎを使った実験のやり方は?
学校などで行われる玉ねぎの根を使った実験は、玉ねぎの根を採取して染色し、顕微鏡で観察します。
玉ねぎは休眠期を過ぎた玉ねぎを使い、大きめの容器に水を入れ、玉ねぎの根の生える様子を観察します。
その後、伸びてきた根を染色液につけ顕微鏡で観察するという手順になります。
染色液は?
酢酸カーミンや酢酸オルセイン、酢酸ダーリア、酢酸インディゴカーミンといったような染色液につけて行います。
これは核を染色して観察しやすくするためです。
染色が足りなかったり、染色しすぎないようにすることが大切です。
まとめ
玉ねぎの根の細胞分裂は中学の生物の時にやったような記憶がありますが、その時はなぜ玉ねぎなのかわかりませんでした。
手に入りやすいというのと、根の成長が早いというので納得できます。
玉ねぎは本当にすごい食材ですね。
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