キャベツは、たいてい広い畑、自然の環境の中で栽培されます。
そのために、病気や害虫にも狙われます。
キャベツに全く手をかけず、生長するがままに任せておけば、病気にかかって、やがて畑全体が収穫できない事態にもなりかねません。
店頭に並ぶ見事なキャベツの裏には、生産農家の苦労があるのではないでしょうか。
キャベツの農薬
キャベツには農薬が付き物
「キャベツは農薬なしには栽培できない」といわれるほど、たくさんの農薬や化学肥料(平均30回程度)を使うそうです。
ですが、その量や濃度は国の基準で決められ、収穫の時と出荷の時は、必ず残留農薬の検査をしている様ですから、一先ずは口に入れても安全ということになりそうです。
有機栽培とは
農薬を避けて「有機栽培を選んでいる」という話を聞きますが、「有機栽培」というのは、農薬や化学肥料を使わずに「鶏糞や牛糞などを肥料として栽培する」ことを指す様です。
鶏糞や牛糞は、文字通り「鶏や牛の糞」という意味ですが、当の鶏や牛には、飼育される間、ホルモン剤や抗生物質などが添加された餌(合成飼料)が与えられているそうです。
ですから、結局のところ、遠回りしながらも、農薬や化学肥料の影響を受けたキャベツを食べることになると考えられている様です。
低農薬栽培とは
「低農薬栽培」と表示されたキャベツを見て、少し安心と思ってしまうのは、私だけではないでしょう。
それが実は、「大変な誤解をしている」という人がいます。
低農薬として使われる薬品が、殺虫剤の原料として使用禁止になっている国もあるほどで、時々報じられる「ミツバチが大量に命を落とす」事件は、この薬品が原因ではないかと考えられている様です。
そのために、人にも悪影響があるのではないかと考える人が、少なからずいるそうです。
キャベツの病気と農薬
キャベツの病気には様々あり、キャベツの収穫までの、どの段階で病気が発生してもおかしくないといわれています。
特に、幼苗期に異常が現れることが多い様です。
生産農家は、日々畑を回り、虫を見つけては駆除したり、根元の風通しを良くしたり、天候気候に関係なく、見回りを欠かせないということです。
そして、極力農薬を使わずに出荷まで栽培したいと考えている様ですが、どうしても農薬を使わなければならなくなった時は、国の定める範囲内で、農薬を使用する様です。
キャベツの栽培期間はおおむね3~4ヶ月といいます。
その間に30回以上もの農薬散布をするそうですが、そのことだけを考えると、農薬散布の間隔があまりにも短いので、ゾッとしますね。
ですが、それには複数の農薬を混ぜるため、まく回数は1回だとしても、農薬の種類分が回数として数えられてしまうのだそうです。
確かに、幼苗期の農薬散布は通常仕方のないことの様ですが、本当の回数を数えると、思ったよりも農薬の使用はされていない様です。
また、キャベツは内側に球を作っていく野菜の様ですから、外側に農薬がかかったとしても、中は無菌で虫食いもなく、きれいなまま収穫できるということです。
まとめ
キャベツ栽培では、幼苗期を中心に集中して農薬を使う様です。
そのあと成長していく過程で、もし異常が現れれば、その時々に農薬を使用する様ですが、なるべく使わなくても済む様に、生産農家は畑の見回りを欠かさないそうです。
農薬散布の量は国で基準が決められていて、収穫の時と出荷の時に、残留農薬検査をしているそうですから、店頭に並ぶキャベツは安全ということになりそうです。
また、キャベツは、内側に向かって葉が生長し、球状になっていく様ですから、外側に農薬がかかっていたとしても、中は全く安全だということが分かりました。
逆にいえば、中まで犯されないための「予防の農薬散布」といえるのかも知れません。
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