小松菜は緑黄色野菜の中でも栄養価の高さはトップクラスでビタミン・ミネラル(特にカルシウムの含有量が100gあたり170mg)が豊富で、カルシウムを体内に吸収させるための必要成分であるミタミンKも小松菜には含まれています。
また小松菜は鉄分を可食部100gあたり2.1g含んでおりこれも野菜類トップクラスで、まさに現代人に不足しがちな栄養素をバランスよく摂取するにはうってつけの野菜です。
天然のマルチサプリと言われる所以です!
小松菜の苦みとは?
小松菜を含む葉物野菜にはホウレン草など灰汁(アク)抜きが必要なものがあります。
灰汁抜きをする理由は、味をよくする、発色をよくする、香りを際立たせる等があります。
特に灰汁抜きでは、苦み、えぐみ、渋み等が軽減されます。
基本的に水にさらして灰汁抜きしますが、ゴボウや、イモ類のの場合は酵素の反応による褐色現象を防ぐために行います。
ほうれん草は独特のえぐみを減らすために灰汁抜きします。
苦みの原因は?シュウ酸ってなに?
小松菜もほうれん草も見た目が似ていますが、ある成分の含有量が決定的に違います。
小松菜は100g当たり51mg入っているのに対し、ほうれん草は100g当たり773mgも入っていて桁違いの含有量です。
その名も「シュウ酸」という成分で、シュウ酸はほうれん草などのえぐみや苦みの素と言われ、好ましくない成分です。
さらにシュウ酸は摂取されて体内でシュウ酸カルシウムとなり、やがて結晶化します。
そう、あのとてつもなく痛い尿管結石の素となります。
まだあります!
シュウ酸は体内でカルシウムや鉄分の吸収を阻害する特性があるので、できればできれば摂取したくない成分です。
苦み(シュウ酸)を消す!
小松菜はほうれん草にくらべシュウ酸の含有量は少ないですが、多少は苦みが感じられるため苦手な方も多いと思います。
しかしシュウ酸は水に浸けるだけでかなり減らすことができます。
またほうれん草を3分茹でるとシュウ酸を30%~50%に減らすことができるという実験結果も出ているようです。
まとめ
小松菜の苦み成分の正体は『シュウ酸』であることが分かりました。
シュウ酸は尿管結石の素になったり、カルシウムや鉄分の吸収を阻害する厄介な成分であるため小松菜を摂取する際注意が必要です。
そのためには水にさらす、茹でることでかなりの量を減らすことができます。
結石持ちの人は別ですが、健康な人がシュウ酸の影響を受け健康に害を及ぼす量は、生ほうれん草で1kg食べた場合であると言われ、私たちはシュウ酸接種に対して神経質になる必要はなさそうですね!
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