ほうれん草にはあくがありますよね。
アクは有毒だといいますが、茹でたら取り除くことができると言われています。
でも、抵抗力の弱い赤ちゃんに、もともとアクが含まれるような野菜を与えてしまっても大丈夫なのでしょうか?
そもそも、アクとは何のことを言うのでしょうか?
調べてまとめてみました。
ほうれん草のアクの正体はシュウ酸
アクは、灰汁と書き、苦味や渋み、えぐみといった「まずさ」を引き起こす成分のことをいうそうです。
草食動物から身を守るために、ほうれん草などの植物性食品にはアクが含まれているといわれています。
ほうれん草の場合はシュウ酸という、結石の原因になる物質が含まれています。
シュウ酸は、体内でカルシウムと結びつきやすい性質を持つそうです。
結石とは、腎臓などにできるシュウ酸カルシウムのかたまりのことです。
この結石ができると、通常は便と一緒に体外に排出されますが、シュウ酸が多すぎると尿管に結石がつまって激痛を起こすといわれています。
アク抜きをしましょう
ほうれん草のシュウ酸を取り除くために、アク抜きをしましょう。
赤ちゃんは苦いものが苦手ですから、アク抜きしないと、そもそも苦いほうれん草は食べてくれないかもしれないですね。
大人の場合は30秒茹でる程度なのですが、赤ちゃんの離乳食の場合は、2分程度しっかり茹でてあげましょう。
このとき、熱湯には塩を入れません。
茹でた後は、たっぷりの冷水にさらし、軽くしぼります。
アクが少ない品種もあるが、離乳食では生野菜は与えない
サラダホウレンソウという、生でも食べられるように改良されたほうれん草であれば、アクは少ないです。
しかし、離乳食では、ほうれん草だけではなく他の野菜でも、生のままでは与えません。
理由は、抵抗力の低い赤ちゃんが、生野菜に微量含まれる菌で食中毒を起こさないようにするために、加熱して滅菌するのが必要といわれているからです。
また、消化能力が未発達な赤ちゃんですので、消化を助けるために、加熱してあげるのがよいとされます。
生野菜を始めるのは、離乳食が終わる1歳半ごろからといわれています。
まとめ
ほうれん草のアクとは、苦味などの「まずさ」を引き起こす成分のことだということがわかりました。
また、赤ちゃんにほうれん草を与えるときは、2分程度しっかりと茹でて冷水にとり、アクをしっかりと取り除いてから与えるのがよいとされます。
アクが少なく、生で食べられるほうれん草もありますが、離乳食では生野菜を与えてはいけないため、加熱しない状態のほうれん草は与えないようにしましょう。
サラダホウレンソウでも、加熱してアク抜きをすれば赤ちゃんに与えても大丈夫のようです。
以上、ほうれん草のアクを離乳食にする場合の注意点をまとめてみました。
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