わたしたちはふだんの食生活の中では、カレーやシチュー、肉じゃが、サラダになどの食材として必要不可欠で日持ちもよい玉ねぎを常時保存する機会が多いと思います。
また最近ではテレビなどで血液サラサラの効果が期待できると紹介され健康にも大きく寄与すると言われて話題となりました。
そんな身近で親しみのある食材ですが、今回取り上げるのは、玉ねぎを切った際に白い液体が出たが、それが何なのかを知りたいという方のお問い合わせに答えるため、その原因と可能性を探り玉ねぎの生態や種類・特徴についても合わせてご紹介出来たらと思います。
目次
玉ねぎの生態について
玉ねぎはヒガンバナ科ネギ属に属しており、ネギの近縁種となります。
園芸上では一年草や二年草として扱われます。
球状に密集した小さい花が咲き、食用とするのは、白い実のような部分で鱗葉が重なり合い層をなしている部分で、鱗茎と呼ばれます。
玉ねぎの種類について
玉ねぎには大きく“辛玉葱群”と甘玉葱群“の二つのタイプがあります。
辛玉葱群
日本では最も一般的で多く出回っている種類です。
切ると涙が出る黄玉ねぎや小玉ねぎ(ペコロス)などがあげられます。
加熱することで辛みが甘みや旨味に変化する特徴があります。
また黄玉ねぎは、水分が少なくて長期保存がききます。
甘玉葱群
- 白玉ねぎ(サラダオニオン)は皮も中身も白く甘みがあり、生食に向きます。
- 赤玉ねぎ(紫玉ねぎ)は表面や中身の皮が紫で辛みが少なく水分は多いのでこちらも生食のサラダなどに利用されます。
新玉葱
白玉葱系の品種が多いですが、黄玉葱系の品種もあります。
早取りをして収穫後はすぐに出荷します。
黄玉ねぎは、辛みが少なくて生食に向きます。
白い液体の正体は?
硫化アリルの成分が溶け出たかも
硫化アリルとは、ニンニクや玉ねぎなどのユリ科に含まれ辛味成分です。
玉ねぎを切ると目が痛くなるのは、硫化アリルが粘膜を刺激することによります。
食べ合わせたものの栄養分を吸収しながら疲労回復やコレステロール値や血糖値を正常に保つ効果を期待でき、オリゴ糖も豊富で食中毒の予防にもよいと言われています。
ただし、アレルギーのある方には要注意の成分です。
玉ねぎ自体が傷んでいたのでは?
傷んだ玉ねぎを切ると白い液体が出ます。
そして思わず鼻をふさぎたくなるような、嫌な臭いがします。
玉ねぎ自体も張りがなくぶよぶよした状態ですのでその部分は避けて調理しましょう。
まとめ
以上、今回は玉ねぎを切った際の白い液体についてその原因と可能性を探り、合わせて玉ねぎの生態や種類・特徴をご紹介させていただきました。
玉ねぎの栄養成分には生活習慣病を予防し改善する効果があると言われています。
これからも上手に調理しながら生き生きとした健康ライフを過ごしていきたいですね。
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