辛さの強さは人によって感じ方が違うようで、辛い味を好むか好まないかにも左右されると思いますが、辛さに強い人もいれば、弱い人もいます。
一口に「辛い食べ物」というと、広い世代で食べられるカレーが思い浮かびます。
カレー屋さんに入ると、1辛、10辛など、色々な辛さのカレーがあります。
でもお寿司屋さんでは、わさび巻などの変わりダネがあるところもあるものの、たいてい「あり」か「無し(抜き)」です。
わさびの辛味と、カレーの辛さ度合いの表示に使われる唐辛子(とうがらし)の辛味は、何が違うのでしょう。
わさびの辛味成分とは?
わさびはアブラナ科わさび属、同じアブラナ科の野菜に大根があります。
わさびの辛味成分は、アリルイソチオシアネートというもので揮発性があります。
わさびの辛味成分には香り成分も構成されており、口に含むと揮発性により、香りとともに辛味成分が鼻を抜けていきます。
その時に鼻がツンと刺激されます。
しかし、これまた揮発性により、わさびの辛味はあとに残りません。
うっかり多めに食べてしまっても水を飲めば辛味を流してくれます。
また油を中和する働きがあるので、後口がサッパリするといわれ、わさびの辛味、香気は生魚、肉料理に合っていると言われます。
唐辛子の辛味成分とは?
唐辛子は、ナス科トウガラシ属で、ピーマンやパプリカの仲間です。
唐辛子の辛味成分には揮発性がありません。
そのため、わさびと違って辛味が舌に残ります。
多く食べてしまった時は、水よりも、牛乳やヨーグルトなどを口に含むとよいと言われます。
唐辛子の辛味成分、カプサイシンは血行をよくして発汗を促す作用があり、新陳代謝も高めるので、ダイエットに向いていると言われています。
唐辛子には辛さを表す単位がある?
唐辛子には、辛さの度合いを表す単位、「スコヴィル値」という辛味成分のカプサイシンの割合を示すものがあります。
この測定法は開発当初、人の味覚に頼ったもので不明瞭ではあるものの長年使われていました。
現在は測定機で出した値をスコヴィル値に変換して使われています。
わさびには、このようなものは、ありません。
まとめ
わさびは、現在では海外の人にも食べられる食材となりましたが、昔は日本だけの食材でした。
和食においての薬味の使い方は、引き立て役であったり、ほのかに香りを漂わせる程度の量を使うといったものが多いので、唐辛子のスコヴィル値のようなものは必要なかったと思われます。
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