現在、日本で栽培される野菜は、海外から入ってきたものが多く、日本原産のものはとても少ないです。

中でも薬味に使われるもので日本原産のもの、かつ比較的よく食べられるものでは、わさび、ミョウガくらいです。

山椒(さんしょう)も縄文時代の土器に種が付着していたなど古くから日本にありますが原産は日本説、中国説の2説あるようです。

わさびの歴史も古く、飛鳥時代の遺跡からわさびについて記された史料が出土しています。

わさびが、自生するのは深い山の澄んだ水の渓流沿いと言われ、栽培するのは難しい植物と言われています。

そんなわさびの県別の生産量、出荷量について。

わさび 生産量 出荷量 県別 世界 推移

県別の生産量と出荷量

わさびの生産量トップ3は、以下の3県です。

  1. 位長野県867.9トン
  2. 位静岡県582.5トン
  3. 位岩手県527.7トン

この3県が主な産地で、なんと全国生産の約8割を占めています。

4位が島根県で、生産量は、ぐっと下がって53.7トンです。

5位に大分県で50.7トン、6位に高知県で47.0トンとなっています。

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わさびの生産量と日本と世界の推移

近年わさびは日本では生産量が減り、海外では増えているという現状になっています。

日本の場合、最盛期の1990年代には2000トンの生産量だったものが、現在では半分以下にまで減少しています。

昔は、わさびは高級食材として流通しており、美味しいわさびが高く売れたそうです。

しかし、バブル崩壊後、接待が減り、味よりも安さ重視の傾向になりました。

また、中国、東アジアの国々の安い外国産が入ってきたことで、日本のわさびの価格が下がり、わさび農家の減少に繋がったとも考えられます。

まとめ

日本食のブームにより、近年ではイギリス、カナダ、オーストラリアでも、わさびの栽培がされるようになりました。

わさびは古い時代から山などに自生していて人に食べられていましたが、栽培されるようになったのは、江戸時代の初期頃からのようです。

山に自生していたわさびを移植して栽培を始めた発祥の地は静岡県だと言われています。

静岡ワサビは農林水産省から日本農業遺産に認定されており、現在は世界農業遺産への申請も決まっているそうです。

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