ニラはとても生命力が強く、株を残しておけば刈り取っても新たに葉が生えてきます。
その丈夫な性質に反して栄養価も高く特に主要成分である『アリシン』にはビタミンＢ１と結合することによって糖質をエネルギーに変換し、疲労を軽減する『アリチアミン』になります。
またアリシンには強い殺菌効果があり、風邪やその他の病原体から体を守る働きがあります。
そしてアリシンには血糖値の上昇を抑える効果が期待でき、糖尿病の予防ににも役立ちます。
その他にも血行促進、食欲増進、代謝促進、免疫力の向上など、健康を気遣う現代人にとってはアリシンを含んだニラを摂取することは望ましいと言えるでしょう！
独特の香りと、食べた後の口臭が気になるところですが、ニラにはそれらを補って余りある健康効果が期待できます！
ニラの生産方法
ニラの生産は基本的に春から夏にかけての生育期間が収穫時期となり、気温が下がる冬は休眠させるのが普通です。
ニラは一度植え付けると3～4年は収穫でき株分けなどをして植え替えを行うと更に収穫できます。
長くニラを収穫する場合は1年目は収穫せず株を大きくし2～3年目から収穫するようにすると同じ株から長く収穫できます。
1年目は追肥なども行わず土寄せだけを行います。
ニラは株が大きくなるので株分けを行うことで増やしていくことが出来ます。
ニラの生産に適した土壌は㏗6.0～6.5が目安で市販の肥料で十分調節が可能です。
2年目からは追肥を行い収穫のたびに畝間にボカシ肥（油かすや米ぬかを籾殻と混ぜ発酵させた有機肥料）や鶏糞を投入しましょう。
収穫後刈り取った株からまた新たに芽が出てきますので、シーズン中に3～4回は収穫が可能です。
まとめ
ニラは丈夫で生命力が強く、環境が整えば初心者でも栽培するのは難しい野菜ではありません。
実際、家庭菜園でニラを栽培する人は多く、プランターなどでベランダ栽培が盛んに行われてます！
また株を残して刈り取っても直ぐ次の芽が出てきますので安定して収穫することが出来ます。
栄養価が高くスタミナ料理の食材として欠かす事の出来ないニラを生産して、毎日の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか？
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