小松菜は、青菜の代表のホウレン草に比べると、あっさりとした味ですが、ちょっと苦味がありますよね。

そしてたまに、とてもにが~い小松菜にあたったりする時もあります。

カロテンが豊富な小松菜は油と食べると相性が良いので、胡麻油を混ぜて作ったタレで和えたり、炒めて食べるのがおすすめです。

甘い人参や玉ねぎなどと一緒に炒めると、小松菜のちょっぴりの苦みはアクセントになって美味しいです。

この小松菜の苦味の原因となる成分は何でしょう。

小松菜 苦い 原因 成分

イソチオシアネート

小松菜の苦味の原因となるのは、イソチオシアネートと呼ばれる辛み成分です。

イソチオシアネートは、小松菜に元々含まれている成分ではありません。

小松菜に含まれているグルコシノレート(辛子油配糖体)という成分と、ミロシナーゼという酵素が、調理や咀嚼(そしゃく)などで組織が壊れて合わさることによって生成されます。

イソチオシアネートはアブラナ科の野菜の辛み成分です。

アブラナ科の野菜には、キャベツ、ブロッコリー、水菜、カブ、大根などあります。

大根の場合が分かりやすいです。

ふろふき大根などでは、それほど苦みや辛みは感じませんが、大根おろしにすると辛いですよね。

それは、すりおろされることで多くのグルコシノレートと、ミロシナーゼが合わさるためです。

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苦みは時期も関係がある?!

夏の小松菜は、旬の時期の小松菜よりも辛みが増していることがあります。

生の野菜を飲むスムージーなどにすると、顕著に表れるようです。

小松菜の辛み成分は若いものほど多く含まれています。

夏場は成長が早いので若い小松菜が収穫され、冬は成長が遅く、ゆっくりと育った小松菜が収穫されるため、辛み成分が夏よりも少ないようです。

ちなみに小松菜は一年中出荷されていますが、本来の旬は冬です。

寒さに強い野菜で、別名が冬菜、雪菜とも呼ばれるそうです。

アブラナ科のこの辛み成分を生成する仕組みは、草食動物から自身の身を守るためのようだと考えられています。

まとめ

苦い味は、悪いものというわけではなく、子どもからは嫌煙されますが、大人はむしろ好んで口にしたりすることがあります。

コーヒーやお茶、ビールなど・・・どれも苦味がありますよね。

苦味は疲れている時のストレス解消を手伝ってくれたり、体調を整えてくれることがあるようです。

疲れている時に、タバコやコーヒーを欲するのは、そのせいかもしれません。

しかし、それらは少量なら問題ありませんが(未成年のタバコはダメです)多量だと体に良くないですよね。

そんな時に野菜の苦味を活用してみてはいかがでしょうか。

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