春の食材の代表格と言えば、たけのこがあげられますね。
毎年この時期にはたくさんのたけのこが皮をつけたまま店頭に並ぶので、今夜の料理はたけのこの炊き込みご飯にしようとか、お魚料理にもう一品として煮物料理を作ろうとか、いろいろな考えが浮かぶかもしれませんね。
でもここでひとつやっかいなことがあります。
そう、それはたけのこの「あく抜き」です。
あく抜きをするのが面倒なのでつい下処理の済んだパック入りのたけのこを購入してしまうという方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、たけのこのあく抜きを行うにあたり簡単な茹で方と保存について重曹と塩の使い方をご紹介したいと思います。
たけのこのあく抜き!茹で方は?
たけのこは、収穫してから時間が経過するにつき、えぐ味がどんどん増していきます。
収穫後すぐに食べるのであれば、あく抜きをしなくてもたけのこを美味しくいただけます。
例えばたけのこのお刺身などは香りと歯ごたえがたまらない料理と言えます。
しかし、たいていの場合、わたしたちは店頭に並ぶたけのこを調理して食べることになるはずです。
当然それは2~3日は経っていると思われるのであく抜きが必要となります。
塩や重曹等を使ってあくを取る
- たけのこの皮をむき、根元の硬い部分を切り落とします。その際に2~3枚は残して湯がくとお好みによりますが、皮の風味が残ります。
- たけのこの穂先を斜めに切り落とし、根元にかけて浅い切り込みを入れます。
- 大きめの鍋にたけのこと米のとぎ汁や食塩水をたけのこが全部かぶるぐらいたっぷりと入れます。※米ぬかや重曹(重曹は水1Lに対して小さじ1杯が目安)でも代用できます。
- 約1時間弱火にかけて徐々に茹でていき、水を補充しながら竹串をさしてスーと通れば茹であがりを判断できます。
- ゆで汁につけたまま冷まして、皮を除き水洗いします。
たけのこを塩で保存する!
- 茹でたけのこの水を十分に切り、大きめの深い保存容器にビニール袋を入れます。
- ビニール袋に水を切ったたけのこを入れて、まんべんなく塩を振ります。※たけのこ100gにつき、塩25g程度が目安です。
- 塩を振った茹でたたけのこを交互に重ね、ビニールに入れた状態で口をしっかりと輪ゴムで縛ります。
- 保存容器の蓋を閉め、塩がなじむまで1日置きます。
- 1日経つと水が出ますので、追加の塩をふりかけ、もう一度ビニール内の空気を抜き、しっかりと口を輪ゴムで縛ります。
- 保存容器の蓋を閉めておけば常温でも1年ぐらいは持つでしょう。
まとめ
以上、今回はたけのこのあく抜きを行うにあたり簡単な茹で方と保存について重曹と塩の使い方をご紹介いたしました。
春が訪れ食卓を彩るたけのこ料理は、わたしたちにとってかけがえのないものですね。
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