トレビスは地中海沿岸の国においては歴史ある野菜で、イタリア北部が発祥の地とされ、15世紀には現在の栽培法が定着したとも言われます。
1860年にはベルギーの農学家により鮮やかな紫色をもつ品種が開発され、その後も改良が加えられて現在のトレビスになったそうです。
紫色のトレビスにする方法は、遮光した棚で栽培することで、本来日光を受けて緑色になる葉緑素の生成を抑えるというものだったとか。
人々の苦労と工夫のお陰で、今の鮮やかな彩りがあるのですね。
目次
トレビスは日本では新しい野菜
日本にトレビスが輸入され始めたのは1980年代になってからですので、私たちにとっては新しい野菜ということになりますよね。
日本ではチコリの方がなじみがあるかもしれませんが、チコリもトレビスも同じ種類に属する野菜なのだそうです。
チコリは芽の段階で食べ、トレビスは成長した葉を食べるという違いもあるようです。
トレビスにはどのような品種があるの?
トレビスには形状の異なるいくつかの品種が存在しますので、順番にご紹介しましょう。
具体的には大きく分けて、キャベツのように丸く結球するものと、結球せず細長く縦に伸びていくものの二つの特徴に分かれるようです。
キオッジャ
ソフトボール大に結球し、紫キャベツに似た形状をしている。
タルティーボ
葉が細長く縦に伸び、白い芯の部分が多く結球しない。
トレビーゾ
長さが20cm近くにもなり、細長い形で結球しない。
プレコーチェ
葉先までしっかりと結球しているので、ラグビーボールのような形状。
これらの名前は、生産地の地名を使っていることが多いということで、品種によって食感や風味にも違いがあるようです。
一般的に紫色の部分が柔らかいようで、キオッジャが一番柔らかい部分が多いとか、プレコーチェには苦み成分が多いなど、好みに応じて使い分けも出来そうですね。
ちなみに日本で出回っているのはキオッジャの種類が多いようです。
種類によってオススメの調理法がある
品種による特徴に合わせた調理法でおいしく頂きたいですよね。
例えば、キオッジャは比較的色々な料理に合う万能選手、トレビーゾはやや苦みが強いので、焼いたりするのに適しているそうです。
細長いトレビーゾはみずみずしさがあるので、サラダがおすすめ・・・というように、色々なバリエーションが楽しめるのですね。
まとめ
本場のイタリアなどではトレビスを使ったレシピのバラエティも豊富なのでしょう。
パスタやピザ、リゾットにはもちろん、そのままグリルしてパルメザンチーズやオリーブオイルをかけたり、様々なドレッシングやソースで和えたり。
私達も参考にして出来る範囲で取り入れてみたいですよね。
特にトレビス特有の苦みはチーズとの相性がいいようです。
鮮やかな色合いで、おもてなし料理などにもぴったりな一品ができそうですね。
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