独特の香りがあるパクチーは、それが好きか嫌いかの大きな分かれ道になっているといっても過言ではないですよね。
そんなパクチーに含まれている香り成分は、ひとつではないんです。
パクチーはタイ語で、中国では香菜(シャンツァイ)、英語ではコリアンダーですが、パクチーは葉の部分と、種子の部分では香りが違います。
葉の部分の香りは苦手な人が結構いますが、種子の部分は万人受けする香りです。
そんなパクチーの香りにはいくつかの効果や効能があるといわれています。
パクチーの主な香り成分
- リナロール
- ゲラニオール
- フェランドレン
- リモネン
- α-ピネン
- β-ピネン
- デセナール
など。
パクチーの香り成分の主な効能
ゲラニオールとリナロールは、モノテルペノール類(モノテルペン由来のアルコール類という意味)に分類されるもので抗感染力があり、抗菌、抗真菌、抗ウィルス、免疫刺激強壮作用などもあります。
古代エジプト時代では、コリアンダーや他の芳香植物を埋葬の際に、墓に入れたり防腐剤としても使っていたようです。
ゲラニオールは含有量は、さほど多くありませんが、女性ホルモンのひとつのエストロゲンの分泌を助ける働きがあるといわれ、生理不順、更年期障害の軽減に期待できるといわれています。
リナロールには鎮静作用があり、インドでは安眠促進のスパイスとして利用されているという話もあるそうです。
また消化を促し、便やガスの排出も促す働きがあるので便秘などの改善に期待できます。
パクチーの不快に感じる香りは、デセナールという香り成分からによるものだそうです。
まとめ
パクチーはタイや中国では、根の部分をスープやタレに使い、葉の部分は生のまま飾りにしたり、刻んでスープに散らしたりと料理の仕上げに使われています。
ヨーロッパなどでは、コリアンダー(種子の部分)をピクルスやブーケガルニに使ったり、潰して肉などの臭み消しに使っています。
パクチー、コリアンダーは香りが強いので、初めて使う時や食べ慣れていない時は少量からにしましょう。
単体で使うよりも他の相性の良いスパイスと一緒に使った方が味にも香りにも奥行が出ますよ。
妊婦さんや授乳中の方は、安全性についての確かなデータが無いため、濃縮物などの使用は控えた方がいいです。
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