みなさんは“ウコン”と聞くとどんなイメージをおもちですか?
たぶん多くの方は、テレビやチラシ・インターネットなどの広告媒体で健康飲料又は健康食品として紹介されている商品で、二日酔いなどに効果があり実際に利用されている方々も多くおられると思います。
そこで今回はこの“ウコン”を筆頭にそれと似た植物“ガジュツ”との違いやウコンと“クミン”というスパイスとの関係ついてご紹介したいと思います。
目次
ウコンとガジュツの違いについて
ウコン(秋ウコン)の生態は?
ショウガ科ウコン属の多年草で熱帯アジアが原産です。
草丈は50cm前後で、長い柄をもった長楕円形の葉を4~5枚束生します。
葉束の間から高さ20cm前後の花茎を出し、花を咲かせます。
花は白または黄色で3~4個ずつ淡緑色の包葉に包まれています。
根茎に含まれるクルクミンは染料として絹や木綿を染めるのに用いられてきました。
カレー粉を初めとした食品の着色剤として重要な植物染料です。
本来の“ウコン”の名称は“秋ウコン”または“赤ウコン”と言います。
生薬名は鬱金(ウコン)で、主な用途は食用です。
ガジュツ(紫ウコン)の生態は?
ショウガ科ウコン属の多年草なのですが、別名“紫ウコン”と言われ前述の“秋ウコン”または“赤ウコン”とは同族別種となり、類似種の間柄となります。
葉は数枚から根生して長柄があり長楕円形、長さは数十センチ程度で下部は紫がかっています。
生薬名は莪朮(ガジュツ)で、中医学漢方などに用いられます。
その他の類似種としては“春ウコン”が挙げられます。
ウコン(秋ウコン)とガジュツ(紫ウコン)の違いは?
- 主に二日酔いに効果があると言われる「クルクミン」という成分がウコン(秋ウコン)に含まれていますが、ガジュツ(紫ウコン)には含まれていません。ガジュツ(紫ウコン)にはクルクミンが含まれていないため紫色を帯びています。
- ガジュツ(紫ウコン)はヒマラヤが原産で、ウコンに比べて寒さに弱い性質があります。
- ガジュツ(紫ウコン)は生薬として最も高く分類されており、その効果は健胃作用、抗酸化作用や風邪などによいと言われています。
クミンとは?
エジプトを原産とするセリ科の一年草です。
強い香りとほろ苦さが同居し、種子のクミンシードは主に香辛料として用いられます。
ウコンとクミンとの関係は?
香辛料としてのクミンはインド料理には欠かせないスパイスの一つです。
そして代表的料理のカレー粉の黄色い着色はウコンの根茎を粉末にしたものでターメリックとよんでいます。
まとめ
以上、今回は“ウコン”を筆頭にそれと似た植物ガジュツとの違いやウコンと“クミン”というスパイスとの関係ついてご紹介させていただきました。
ちなみに日本国内では暖かい屋久島や沖縄地方で、3種類のウコンの栽培が盛んとのことです。
この記事がウコンに興味をお持ちの方の参考になれば幸いです。
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