きゅうりの栽培する時に大事なのが、脇芽かきや苗の不調を早期発見して対策をすることなのですが、脇芽とはなんでしょう?
それと不調苗の見分け方はどうしたら良いのでしょうか。
そこで脇芽や不調苗の解説をしたいと思います。
きゅうりの脇芽とは?
脇芽とは、葉や茎の付け根から出る芽(枝)のことを言います。
枝数を増やしたい場合には脇芽を残して生長させますが、主枝に栄養を回して早く実を付けたり苗を生長させる場合には、きゅうりは脇芽が生えてきたら株元から30cm(5節目~6節目が目安)ほどは、脇芽を早目に取り除きましょう。
きゅうりの脇芽かきの仕方は?
きゅうりの苗の下段の脇芽かきをすることによって、苗の採光と風通しが良くなり病害虫の予防になります。
脇芽が花・蕾・実だったとしても、5節目~6節目までは全て取るようにしましょう。
5節目~6節目の脇芽を全て取ることによって、実つきが良くなって品質の良いきゅうりが収穫出来るようになります。
脇芽かきは、脇芽が小さいうちは指先で撫でるだけで取ることが出来ます。
ハサミを使用すると、消毒していない場合は雑菌が傷口から侵入してきゅうりの苗が、病気を発生してしまう場合があります。
脇芽が大きくなってしまったりして、ハサミを使う場合には1苗ごとにハサミを消毒してから使うようにしましょう。
きゅうりの不調苗の見分け方
親づるでの収穫が終わる頃からが多い苗不調の症状は、
- 葉が小さく色が濃い
- 雌花が小さく色も濃い
- 巻きひげが貧弱で先の方が巻いたり、黄化したりする
- 最上段の雌花から茎頂までの葉数が少ない
- 茎頂の葉が小さく色が濃い
このような場合は、肥料不足で草勢が低下しているので解決策としては、肥料と水を与える・早目に収穫をするなどをしましょう。
収穫初期で子づるでの収穫期に多い苗不調の症状は、
- 雌花が小さく色が濃い
- 葉が小さく黒ずんでいて艶が無い
- 最上段の雌花から茎頂までの葉数が少ない
- 茎頂の葉が小さい
このような場合は、根が傷み水分を吸収出来ていないので解決策としては、大量に水を与える・軽く土を掘って再診(根にコブが出来ていれば、ネコブセンチュウの被害です)などをしましょう。
子づるでの収穫期に多い苗不調の症状は、
- 果実が曲がっていたり、尻の部分が太くなっていたりする
このような場合は、果実に流れる養分の不足なので解決策としては、奇形果を早く取る・肥料と水を与える・日当たりを良くするなどをしましょう。
収穫開始前に発生しやすい苗不調の症状は、
- 節間が長い
- 葉に切れ込みが無く丸い
- 葉が大きく艶があり垂れている
- つるが太い
- 花が大きく色が濃い
- 巻きひげが水平に伸びる
このような場合は、窒素過多による過繁茂なので解決策としては、追肥を遅らせる・葉数を減らす・収穫を遅らせるなどをしましょう。
子づるでの収穫が始まる梅雨入りの頃の苗不調の症状は、
- 親づるの中ほどから上の葉に出やすい
- 葉脈に囲まれた部分が四角く黄褐色になり、やがて葉が枯れてしまう
このような場合は、べと病が発生したので解決策としては、羅漢した葉は直ぐに取り除く・直ぐに薬剤を散布するなどをしましょう。
まとめ
脇芽かきは脇芽が小さいうちにした方が、苗に負担が掛かるのが小さくて済みますので、脇芽が小さいうちにして下さいね。
きゅうりの栽培中に不調苗になった時には、不調苗の見分け方を参考にしてみて下さい。
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