きゅうりの連作障害について知りたいという声が多く聞かれるようになりました。
そもそも連作障害とはどのようなものでしょうか？
その症状と原因、そして効果的な対策法を調べてみました。
きゅうりの連作障害と原因
連作障害とは、同一の場所で同一の作物を繰り返し栽培することによって、病害や虫害に遭いやすくなったり、枯れるなどの生育不良や不作の原因となってしまうことをいいます。
連作障害の原因
自然界には多種多様な植物が生息しています。
植物には生態系に適した場所で、それぞれの種を守り繋ぐメカニズムが備わっていますが、現代のように同一の場所で同一の作物を栽培する方式では、そのメカニズムが正常に作動することが難しくなっています。
化学肥料や農薬を使用するほか、1代雑種のF1種を使用していることも原因のひとつではないかといわれています。
きゅうりの連作障害
きゅうりは一般的に連作障害が出にくい作物といわれていますが、中には生育の悪さが心配されたり、枯れたり病害に遭うなどの連作障害の症状と見られるケースもあります。
連作障害の不安を取り除き、症状を回避するためには、次のような方法を試してみるとよいでしょう。
連作障害の対策
輪作
一般的に最も行われている方法が輪作です。
例えば１つの畑を４区画に区切ります。
区画ごとに同じ科の野菜をまとめて、４年から５年で一周するような計画を立てます。
隣同士の区画には、干渉しあわない科の野菜を植えるようにしましょう。
土壌を有機質に変える
化学肥料や農薬の使用を避けましょう。
たい肥や腐葉土など有機肥料を入れることによって、土壌を有機質に改善する方法です。
天地返しを行うほか、病害に強い接ぎ木苗を使う方法もお薦めですし、EM菌などの善玉菌を使う人も増えているようです。
肥沃な土地で健康的な野菜作りを目指したいものですね。
まとめ
連作障害を気にする人が増えているようですね。
それというのも野菜に病害や虫害が増えるようになったからではないでしょうか。
最近の天候不順も原因の一つかも知れません。
種や化学肥料の問題も気になりますね。
まずは有機質で肥沃な土壌改善を計りながら、心配とされる連作を止めて、輪作に変えてみることが大切ではないでしょうか。
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