色鮮やかな黄色い花が特徴のきゅうりですが、せっかく花が咲いたのに、いつまで待っていても実がならない。
ちょっと焦ってしまいますよね。
育てているからには、やっぱり美味しいきゅうりを収穫したいところ。
どうして花は咲いているのに実がならないのでしょう。
その原因を考えていきたいと思います。
受粉しなくても実はなる
普通、野菜でも果物でも実がなるからには受粉が必要になります。
ですが、きゅうりの場合、受粉しなくても実がなるという「単為結果」という特殊な能力をもっています。
単為結果ができるのは雌花のみ。
なので、雌花が咲いてさえいれば、きゅうりの実はなるということなのです。
きゅうりの雌花って?
きゅうりの雌花は根本に、きゅうりの赤ちゃんのような、ちいさな細長い膨らみがあります。
それを目印にして、ぜひ探してみてください。
今朝、きゅうりの雌花咲きました!萎れずこのまま実がなりますように☆ #ベランダ園芸2017 pic.twitter.com/uswKtufsM7
— のりたま(げ)(ル) (@noritamage) 2017年6月2日
雄花しか咲かない
きゅうりは最初のうちは雄花しか咲かないことが多いです。
というのも、雌花は基本、親ヅルからは咲かないからです。
雄花が咲いているうちは、親ヅルを伸ばすことに力を入れているということ。
まずは、親ヅルをしっかり伸ばしてあげましょう。
その後、雌花を咲かせるためには子ヅルや孫ヅルを伸ばしてあげる必要があります。
ある程度、親ヅルが伸びたら先端を少しカット(摘芯)してあげましょう。
それにより子ヅルや孫ヅルが伸びるため、雌花が咲きやすくなります。
雌花が咲いても花がすぐ落ちてしまう
雌花は咲くけれど、実がなる前に花がすぐ落ちてしまう。
その場合は、育て方のほうに問題があります。
こまめな水やり、2週間に1回のペースでの追肥、そして日照不足のほうは大丈夫でしょうか。
梅雨の時期はどうしても日照不足になってしまうため、夏を迎えるまでは丁寧に育ててあげましょう。
また、花が多すぎると栄養が十分に行き渡らなくなってしまうので、適度に間引いてあげることも重要です。
同じように、子ヅルや孫ヅルが多すぎても栄養不足となってしまうので、こちらも適度に摘み取ってあげると良いですね。
まとめ
きゅうりは雌花だけでも実をつけることは可能です。
なので、花は咲いているけれど実がならないという場合には、雄花しか咲いていない、もしくは雌花に十分な栄養が行っていないことが考えられます。
雄花しか咲かない場合は、十分に親ヅルを伸ばしてから摘芯をしてあげましょう。
雌花は子ヅルや孫ヅルから咲きやすいです。
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