もやしと言えば、お財布の中身が寂しい時に、ありがたい野菜の代表ですよね。
しかし、そのもやしの値段が上がるかもしれないようです。
それは、なぜなのでしょうか?
もやしが高騰するかもしれない理由についてです。
原料の緑豆の高騰
下記アドレスは、もやし生産者の窮状をもやし生産者協会が訴えているページです。
http://www.moyashi.or.jp/whats/kyujo.html
↑参照アドレスには、2005年から2017年の、もやしの小売平均価格と、最低賃金平均価格、中国産緑豆価格と3つのグラフがあるのですが、なんと小売平均価格は下がっていますが、もやしの原料となる緑豆の価格が物凄く上昇しています。
しかしもやしは、価格が上がることなく(むしろ下がっている)、生産に関ってくれる人達の賃金上昇に対応してきたものの、もうこれ以上の経費削減はできない、健全な経営ができないと訴えています。
もやしの価格が40年前よりも安くなっているとも書かれています。
これには驚く人も多いのではないでしょうか。
中国緑豆の高騰の原因は、緑豆を収穫する時期に降雨があったために、日本のもやしに適した高品質な原料の収穫が激減したことだと書かれています。
もやし生産者の減少
2009年のもやし生産者は、230社以上ありましたが、現在では130社を切っているようです。
健全な経営ができないことで廃業になっているようです。
たしかに、原材料が上がっているのに、小売り価格が下がっていたら経営は苦しくなりますよね。
近年は材料高騰で、いろんな商品が値上がりしているニュースを、よく耳にします。
もやしはなぜ安かったのか
もやしは、他の野菜や果物の生産と違って屋内の工場で生産できるため、天候に左右されずに安定して生産することができます。
また、機械化で原料や労働コストの増加に対応してきた部分もあったようです。
他の野菜が天候不良などで高騰する時でも、もやしは安定的な供給をしてきた為に、「もやしは、いつでも安い」というイメージが定着しました。
またスーパーなどでは、もやしを目玉の特売にすることが多かった為と考えられます。
まとめ
もやしを安定的に供給する努力を、もやし農家さんがしてきた結果、窮状に陥ってしまったようですが、なんだか悲しいですね。
品質の良いものを安く買えるのは、とてもありがたいことですが、それで生産者さんが窮地に陥るのでは元も子もありません。
もやしの価格が、これからどう動くかわかりませんが、これらの状況は心に留めておきましょう。
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