長ネギは栽培期間が他の野菜に比べると約8か月と長く、家庭菜園などで初心者の方が長ネギ栽培を始めるには難易度が高いと言われます。
それはなぜかというと栽培家庭において定植時の特殊な畝切りや、数回の覆土(土寄せ)山間部ではマルチングや藁敷など手入れや作業工程の多さがネックになっていると言えます。
また長ネギは高温多湿に弱く、夏に植え替えをして秋に収穫する『夏ネギ』は特にネギ栽培初心者にはハードルが高いといえます。
長ネギの種まき
- 長ネギの種まきは土壌の準備から始めます。
- 苦土石灰150g/m2を2週間前に撒いておきます。
- 次に堆肥3kg/m2、化学肥料100g/m2を撒いて耕します。
- 次に幅50cm~60cmの畝を作ります。
- 更に1週間後に10cm間隔で深さ1cm程度の溝を作り、そこに種を蒔きます。
- その後5mmくらいの覆土をします。
種まきの時期
時期は地域によって差がありますが大まかに分けると、温暖地が3月から5月初旬と9月から10月下旬となっており、年に2回種まきのタイミングがあります。
発芽温度が約15~30度以下、発育適温が15~20度となっており、基本的に乾燥して風通しが良く、尚且つ涼しい場所を好みます。
土壌は中性を好み酸性を嫌いますが石灰などを施すことで改善できます。
収穫の方法は?
長ネギの収穫は夏ネギか秋冬ネギかによって違いますが、3~5月にかけて種を蒔いたネギの収穫は9~10月、9~10月に撒いたネギは翌年の2月~4月にかけての収穫となります。
ネギは一定期間低温にさらされると『とう立ち』(美味しさの旬を過ぎ美味しくなくなること)してしまいます。
緑の葉が伸び切って成長が止まってから約40日後が収穫の目安ですが、一旦寒さに当てると甘みが増すと言われます。
土寄せした長ネギ、秋に向けて収穫していきます。#家庭菜園 pic.twitter.com/ExfhLHNoI0
— チーフ (@SW_Chief) 2017年8月20日
まとめ
長ネギは他の野菜に比べると手間の掛かる野菜ですが、その分美味しさとして十分見返りが期待できる野菜ともいえます。
長ネギには年2回の種まきのタイミングがありますが、初心者の方は高温多湿になりやすい夏期を避けた秋冬ネギから始めるのをお勧めします。
収穫機会をあまり逃すととう立ちしますので、収穫のタイミングを見極めていきたいですね!
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